■「これから踊りまくるので誘ってください!」
「お時間いただきましてありがとうございました。これから踊りまくりますので誘ってください」
これ、パフォ終わりにそのチームを率いていた先生が言った言葉です。そしてこれはご挨拶じゃありませんでした。本当に踊りまくってました(笑)
「そう言ったんでしょ?! だからそうしただけなんじゃない?!」と思った方。ちょっと甘ーい(笑) そんじょそこらのインストラクターの「ソーシャルで踊ってください」は、大体はポジショントークです。本当にそうする人、あまり居ないと思われる。
なぜか。女性インストの場合はそもそも誘われない。マウント社会の男性は、なかなか見下される可能性がある人を誘ったりしないんです。男性インストの場合は誘って断られたらマズい。そのシーンを生徒さんなんかに見られたら面目丸潰れです。
でも彼女はさらっとやりました。話によると自分から誘ってさえいる?! なかなか出来ない事です。素晴らしいというか、天然なのかもというか(笑)
■パフォチーム=ソーシャル逆行は昔の話!?
そーいや昔のパフォ・チームってガチ・ソーシャル無視な感じありましたね。率いてる先生がそうだったし、下手するとそのチームメンバーの半分は『知り合い以外とは踊りません』宣言中って感じもありました。
てかパフォ後は大抵会場で広々延々写真撮影でしたね。(なので我々はその場では踊れない(^◇^;) ) でそこから外でも写真撮影?! 階段の踊り場とか。それからチームメンバーと脇でゆっくりと乾杯。そのまま延々固まって喋る。パフォチームの誰かと踊るなんて、まず出来ない雰囲気があった。
要するに「皆んなでソーシャルを楽しみましょう」な雰囲気は、かなり希薄な感じでしたね。ま、昔はパフォなしソーシャルだって$$$先生の生徒さんグループで固まって、他の人とは一線を置く人多かったから。そもそも日本人の人間性として、サルサってそんな感じになりがちだったのかもね。
でも昨日のパフォ・チームは大分違った。写真撮影も端に寄ってなるべくフロア空けてたり、すぐに済ませてもいたんです。パフォもほぼ全員即参加。時代は変わったのかなーなんて思いました。
(MCもあっさりだったね。コロナ前は延々しゃべる人も居て。早くおどらせろーなんて思ったりもしたもんだが)
■ソーシャル遊びはちょっとストレスフル→幸福感は得やすいが
でね、なんで昔のパフォはそうなりがちだったのか。多分多種多様、未知の人と踊るってののストレスを回避したい人が多かったからなのだろう。かくいう私もそうだったもん。なるべくレッスン仲間とかだけで踊ってた。
誘って断られるの絶対的に嫌だったし。その割よく断られてたし。気持ちはよく分かるのです。出来れば知り合いがいっぱいいる会場で、その人達とだけ踊って楽しめたらどんなに気が楽かなんて。
◆【要約】99.9%は幸せの素人①【星渉】
・良い人間関係が築ける=幸せになる
・数じゃなく”多種多様”な友人が居た方が幸せになる
・付き合う人を選ぶ
・幸せな友達:幸福度15%アップ
・幸せな友達の友達:幸福度8%アップ
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でもこの動画をみるにつけ、多分それだとサステナブルな幸福感は増えにくいだろうなと。そして昔の私の様な閉鎖的・排他的な人達と多くつるむと、さらに幸福感を得る機会を失うかも。
実際心当たり、無いわけじゃ無いんだよな。知り合いとだけ踊って帰った夜と、知り合い以外と楽しく踊れた時の夜は、帰り道の「楽しかったー」感違うもんね。おそらく女性も含めた皆も、そうなんじゃ無いかなぁ。このメカニズムはなかなか気付けませんけどね。
てか近年おそらくですが、皆高齢化してしまった&コロナも影響?! ソーシャル辞さずの人以外は、会場に居なくなったのかも知れません。「知り合い以外とはなるべく踊りたくありません」の”知り合い”がほとんど消失したからか。
ま残念ですけどね。サルサ人口が減ったというのは。でも良い方向に行ったとも言えるかも知れない。ソロ参加がソーシャル会場で楽しめる率、大分増えた気がします。最近の私の”ソーシャル楽しみにくい”愚痴、「どこの話なの?!」なんてなりつつある。
私はソーシャル遊びって、本当にソーシャル活動出来るなら幸福感を得やすいアクティビティだと思います。そしてそれは最近更に得やすくなっている。パフォの先生でさえそれを目指す人が出てきているし。
そんな事を思った昼下がりでした。
◆この記事に関連のイベント・アフターレポート:
https://seis-salsa.com/20230415_afterreport_omatsurimambo/3661/
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