・サルサ前の様子
彼の経歴は珍しい。そもそもスペイン語が話せるという特性を持っていました。一時期スペイン語ネイティブな女性とお付き合いもしたそうで、その影響でサルサ・クラブの存在/足を踏み入れた事/サルサがどんな”遊び”かはわかっている模様でした。
ただそんな日本でのヒスパニック文化から手繰り寄せた縁のサルサ・レッスンとなるとアレですね、才能に少々依存気味というか。「こうやるんだよ、細かい事はノリだよぉ」が普通?! ヒスパニックの人、ノリすごいもんね。ステップがそうじゃないのにそれっぽく見える才能の塊多い。
で、彼は典型的な真面目日本人?!(笑)なので思っちゃう。「才能無いから踊れないかな?!」 私の所に来たときも「結局才能なんですよね?!」と言っていました。
そうじゃない事を証明してやる!、なんて気合が入った事を覚えています。
・中級卒業までのスピードと様子
ちょっと前の話なので正確には忘れましたが、年末は挟んだもののおそらくほぼ毎週来てくれたんじゃないかなぁ?! なので当然ながら上達も早かったです。
確かにセンスがあるかと言うと普通かな。もっと飛び抜けて早い人もいる。そーゆー人程すぐ習い事辞めちゃうんですけどね。やっぱ絶対に”継続は力”。才能なんてほぼ関係ないね(笑)
・特記事項
彼はねぇ人との付き合い方が非常に上手いですね。あらゆる人との距離感を上手く制御出来ていました。しかも初対面での印象を作るのが抜群。「初対面の人には笑顔で挨拶しましょう」って日本ではまず教わりませんが、彼はそれを何故かマスターしていました。私もこれを幼稚園あたりで叩き込まれたらどんなに得な人生を送れた事だろう(^。^;)
私の所の認定よりすぐに海外勤務になったりしたのですが、現地でもそこそこサルサで楽しめていたようです。素晴らしい。
ホントーに皆に言いたい事。初対面の笑顔、重要です。そしてそこからは距離感。全員親友にしなきゃいけない事は無いし、かと言って無視すると広がらない。彼を大いに見習うべき。私も鋭意努力注です。
・上達・サルサ界定着の理由
私の教え方は毎週同じ事を繰り返す関係上、個々人でのセンスやその場の創意工夫があまり必要ではありません。リードは”技を出し続ける”までレッスンで練習しちゃいます。
よってリード技術としては2ヶ月も続けてさえくれれば、、、といった感じ。彼はそれを見事にやってくれました。それがカンタンな事じゃないのは分かっておりますよ(笑)
そしてサルサ遊びに定着してくれたのは、おそらく上記な特性も一因か?! 私の様にスケベ心からの意地と根性で頑張った感じではありませんね(笑) すんなりとサルサ遊びで楽しめたのでは。私の所に来る前からサルサの遊び場には触れていたのでね。楽しみ方を「知っていた」のも大きいかも
・現在
結構長い海外渡航から戻ってきて、現在も会場で会います。私の生息圏とちょっと違うのでそれほど会いませんが、最近は被っても来たかな?! イベントのスタッフとかもしているみたいで、サルサ界でも大いに活躍中(と言って良いだろう!)
「私の所に来る前と後で変わった所ある!?」と聞いたら一言、「前は踊れませんでしたからねぇ、、、」
ま、サルサ遊び場で踊れるか踊れないかは、フランス料理のフルコースを食べるのと遠くから眺めるだけの違いがある。楽しさの変化量は推して知るべしですね。
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