■女性を誘えない、は二段階ある
今回はすみません、男性特化な事を書きます。ソーシャルで楽しむにあたり、初心者男性には二段階のハードルがあると思いました。そんな話です。
最初のハードルはもちろん誘う勇気。相手は間違いなく先輩女性だもんね。「俺みたいな初心者が誘っちゃたりなんかしてもいいのか」と考えて誘えない。誘うのに二の足を踏む。
で、次のハードルも女性を誘う事なのですが、原因はダニング-クルーガー効果によるものです。かいつまんで書くと「冷静に言って俺ってまだまだ全然ダメだし、つまらなそうに踊られるんじゃないだろうかなぁ」となって誘うのが怖い。誘えなくなるのです。
【認知バイアス】クソリプする人は読解力よりも認知が歪んでいることが原因なんじゃない?説
・ダニング・クルーガー効果:経験&知識量にて自己能力評価は一定の傾向を示す
1.バカの山期(初心者)
2.絶望の谷期(中級者)
3.啓蒙の坂期(上達)
4.継続の大地期(上級者)
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■男性が技術面でバカの山期に居る事は無い
で私が言いたい事。サルサ男性の場合、バカの山期でソーシャル会場に行くことはほぼ皆無でしょう。よっぽど起用で、ほとんどのレッスンでは教えない”ランダム&数珠つなぎ”を超効率的に練習出来、しかも相当自信過剰になれる精神性がないとね。つまり、まずありえない。
なぜならリードはちょっとやそっとの期間で「全てを会得した」なんて、到底思えない事だからです。必ず知らない技をやる人が周囲に居て、おいそれ見るだけでコピー出来るものじゃない。
借りに動きが出来たとしても自分の技ルーティンにはめ込む練習が必要だし、それには生身女性での動作検証も必要。そのどれが不足してもまず間違いなく「あれ、出来ないなぁなんでだろ」となってしまいます。つまり、ソーシャル会場で女性を誘う段階はほぼ例外なく”絶望の谷期”に差し掛かってからなんですね。
■”女性を誘う練習”は有効だろう
で、ほとんどの場合は最初に女性を誘うのに苦労する。女性でさえも想像に固くないでしょう。「俺なんかでいいのか」です。
なので私の場合、男性には会場で女性の誘い方を練習してもらっています。どう行動し、どう動作して誘うか、どの女性を狙うべきか、等々。で、これをすると男性は最初のハードルを超えやすくなる。不安だけじゃない、やるべき事を考えるからなんですね。
つまり何か違う事を考える必要がある時、人間はおそらく同時に不安を考えるのが難しいのでしょう。だから後は簡単。不安が脳裏を過ぎる前に誘わせちゃうのです。曲終わりに背中を押す。「じゃ、あの人誘ってください。今すぐ!」
「え、、、えええ、あ、はい、わかりました」 大抵は即座に今練習した動作をやります。慣れない動きなので考えながらやる必要がある。不安で足が竦む暇がない。で、誘っちゃうと大抵はOKされる。(OKしてくれる女性にけしかけている訳ですが) 成功体験を積む。誘う事が出来るようになるのです。
■最初の「誘えない」ハードルを超えた先にある「誘えない」
でも落とし穴はここから後にもあったんですね。誘うという分野でのダニング・クルーガー効果が出ちゃうのです。「俺は女性を誘える」バカの山まで超えちゃうんですね。超えなきゃいいのに、、、(^。^;)
ミクロで言うと私が教えた誘う動作に慣れちゃうのもあるでしょう。脳内に誘い動作をしながら不安に苛まれる余裕が出来ちゃうのです。「全員じゃないけどつまらなそうな顔で踊る人も居たなぁ。それ喰らうと辛いな。この人もそんな事してくるかなぁ」 で、足が竦んじゃう。
そしてもっと言うとソーシャルで踊るという状況にも慣れてくる。脳に余裕が出来てくる。余計な”不安”を考えられるようになっちゃうんです。「俺いつも同じ事やってるなぁ、相手は退屈してないかなぁ、だからつまらなそうな顔しているのかなぁ」
もし男性が痛くないリードが出来ていて、かつ8種以上の技を順繰り出せる様になっているなら、90%以上のケースで女性は退屈もしてないんですけどね。でも絶望の谷期に入っちゃうのです。そして誘えなくなる。会場に佇む/知り合いと話す時間が増える訳です。
■ダニング・クルーガー効果を認識し、「それに負けずにえいやぁだ!」で誘え
私は言いたい。ダニング・クルーガー効果は確かでしょう。そして男性は痛くしない&ちゃんと踊れる人であればあるほど、ソーシャル場において絶望の谷期に入りやすい。ぜひこの知識をもって、「いや、でも誘っちゃえ。後は野となれ山となれ」と思って欲しいですね。
そして会場に挨拶出来る程度の知人女性が増えてきたら、誘う事はかなり簡単になってくるでしょう。ぜひ会場に毎週行くとかして、ソーシャルに定着して欲しいです。
そうなれば人生楽しい?! 遺伝子学、脳医学、精神心理学的にはそうなりそうです。楽しくなった人は多数。控えめに言っても試す価値はあると思われます。
https://seis-salsa.com/salsa-most-effecive-for-happinss/595/
ps:女性は”バカの山”に振り回されない様注意?!
ものすごいレアケースの話をします。女性は僅かな可能性として、ソーシャル会場に到達した時にバカの山期ピークにいる事もあるかも知れません。
条件としては非常に器用でコミュニケーション能力が高い、そして残念ながら悪口からのドーパミン分泌快楽を高頻度で味わっている人。。。つまり「自分が上手いと自己評価」&「下手な男性の悪口を止められない」パターンです。
でね、特定の人の悪口で花を咲かせたとしましょう。その時はトーパミン分泌で気持ちいい。仲間意識も出来て友達も作れる?! でもそれはダイレクトに男性に誘われないループに入ります。上手い男性から「この人は俺の悪口も言うんだろうな」と思われてしまうから。
怖いのは上手い男性の悪口では無いのにも関わらずという点。この世に蔑ろにしていい人などいない、、、それは”悪口を嗜む人”と思われるのが、どこがどうでも絶対的に不利という意味かも知れませんね。
そしてもっと言える事。男性と違い女性は外見で腕は分かっちゃいます。「私は上手いの」と思っててもベテラン第三者は見ただけでスキル分かっちゃいます。つまり「下手なのに偉そうにする」という、最悪のパターンになっているのが看破されちゃう。
ホンのわずか、これに陥ってあっという間に誰にも誘われなくなって、そして消えていった女性も居ます。ダニング・クルーガー効果、女性もちょっとだけ注意した方がいいかもです。
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