私はサルサを教えたりしていますが、その割に自分の技術に満足はしていません。「もっとこうなりたい」の塊と言えるでしょう。
正直教えるのもおこがましいとすら思っています。それくらい上手くない。そんな自己認識。でも初心者の人には役に立つ事も出来るかな、と考えてやっています。
で、そんな中でも私の悩みの一つ。それは「相手にアテンション向けられていない」 正直踊っている最中相手がどうかなんて、実は殆ど気を回せていません。8割は「この曲に自分の動きをどう合わせよう」です。
一度ソーシャルで超人気な男性に言われた事があります。「相手のオーダーメイドの様なリードをしたい」 相手が楽しくなる様観察しながらリードするって訳ですね。なるほどそりゃ彼は人気だろうと思いました。真似しようとも思いました。
でもこれ、出来ないんですね。集中力が続きません。気がつくとすぐ曲にどう自分を合わせるかしか考えてない状態になる。なるほどそりゃ自分は人気無いのだろうなと思いました(笑) そんな矢先、この動画に出くわしたのです。
この動画は私は多くの気付きを与えました。要約すると:
・他人に応援される状況は技術によって獲得出来る
・それは”他人を好きになる”技術
・それは好きになれる所を探す観察をする事から始まる
でね、これ。私この前やってみたんですよ。女性を誘うじゃない?! そしてフロア真ん中に連れて行く。そして相手を見るのです。「この人のどこが好きになれそうかな」 そう思いながら踊り始めるのです。
と驚きですね。私は自然と「曲のニュアンスに自分をどうあわせて動こうか」を考えながらも、相手がどう動いているかを観察し続ける事が出来たのです。この感覚は始めてでした。
例えば踊り始め。私は観察から「よく輝くイヤリングしているなぁ」と気付きました。光り物、私好きなんですね。アクセサリーもお魚も(笑)
と驚きです。そこからは通常私は直ぐに気が散ってしまうのに、この時はずっと彼女の動きに注目出来たのです。曲最後まで、彼女がどう動いているか、例えば余裕で動いているのかちょい間に合ってなかったのか、そんなのが継続的に感じられるようになったのです。膝を打つ思いでした。
「●●●さんが言っていたオーダーメイドで踊るって、これが出来てこその事だったんだなー」
で、この前チャンスがあったので彼に聞いてみました。「●●●
さんってもしかして踊る直前にその人を好きになろうとして居ます?!」 答えはぶっちゃけNoでしたが(^。^;)、そこから続く彼のやり方説明の端々にちょっとした相手への好意みたいな解釈がありましたね。
なるほどそりゃ彼は人気だろうと思いました、Again!
そして更に思った事。踊り始めの1秒で自分が好きになれる相手の要素を探し出す事、楽しいわ!(笑) ま、嫌いな人&ニュートラルな人と居るよりも、好きになれる要素がある人と一緒に居たほうが楽しいもんね。考えてみれば当たり前。
その状況をちょい自分を騙しながらでも作り出す技術、それは人生を楽しくする更なる一計になるのではと思いました。
ps
この動画には続きがあって私は特に以下がすごく響きました。
・「好き」って飛びつく人の方が、相対的にチャンスの量が増える
私は「自分が好きになる努力をしても相手に邪険に扱われたら”損”じゃん!」という思考から、『自分から好きなる努力をしよう』は抵抗を感じていました。
でも人生で関わる人ってその相手一人じゃないんですよね。数え切れないくらいの大勢なのです。と、その中で返答性の法則から多くを味方に付けたほうが、人生は圧倒的に有利だという事なのでしょう。めちゃくちゃ腹落ちしましたよ。
これからもサルサで実験していきたいと思います。対面して1秒、私が好きになれる相手の要素を探し出す作業。たまに塩対応喰らってがっかりする事もあるでしょうが、総量的には返答性で好きなってもらえる、味方になってくれる、応援してくれる人が増えるでしょう。同じやるならそれをつぶさに狙うべき。
非常に数学的に理解出来る、人生を楽しく有利に運ぶスキルだと思いました。皆様はどう思った?!
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