告白します。私はサルサ場に通い始めてから暫く、誰かに挨拶なんか一切しない人でした。もちろん同じスタジオの、それもかなり懇意にしている知り合いが居たらしましたよ。でもそんな事は100回に1回もない。なぜなら懇意にしている知り合いが2~3人しか居なかったから(笑)
つまり何が言いたいか。私は同じスタジオのまぁまぁ知人が居たとしても、サルサ会場で会ったら無視していました。てか気付かない振りをしていました。「知り合いが居ても一切挨拶しない」生活と、それ故の顛末は十二分に経験済みなのです。
で、結論から申し上げる。まったくの無駄な努力?!でした。挨拶は1害無くして100利あり。それを説明いたします。
男性編:なぜ挨拶しないのか
まず語る権利のある(笑)男性編から。見るとちょっとポピュラーじゃないサルサ男性?!って、挨拶無しタイプ多いですよね。顔見知りではあるものの、まず自分からは声を掛けない。
そこからちょっと変わった所では女性とは多少声掛けもする?! でも挨拶という意味では自分からはしない。話しかける第一声は「こんばんは」ではなく、何かに対する文句とか?!(^。^;)
これね、私もやってました。だから痛いほど気持ちが分かる。私の場合で書きましょう。そうした理由は「挨拶しても塩対応だった時のショックさと、こっちが媚びを売ってもそれが買われなかった的みっともなさを味わいたくないから」です。ほぼ同じでしょ?!(笑)
ま、そーゆー人は自分から挨拶をしない理由の言語化をしようとも思わないから、いまいち自分のメンタルを見つめにくいとも思いますがね。
男性編:挨拶すると「楽しくなる」理由
でもね、言っときます。まず挨拶をして反応が無いの、思ったよりショックでもありません。向こうが無視かびっくりした顔(え、私程度の繋がりでも挨拶してくる性格なんだ、の顔)で挨拶が帰って来なくても、サッと通り過ぎる限りは気になりませんので。私なんてずうずうしく最近は「貸しを作った」くらいの感覚があります(笑)
そして挨拶し合えた場合です。かなりその場に居る事が気楽になります。100倍楽しくなりやすくなります。なぜなら「私がここに居ても良いと思っている人が居るんだ」の確認が出来るから。奇妙な安心感があるんですね。
そしてこれは進化論的に正しいと橘玲氏(頭のおかしい作家)も書いています。曰く人間は10万年前くらい、絶対に群れで生活しており、追放されると死を意味したそうです。
よって挨拶をしあい、自分を受け入れる人が周囲に多いというのを確認するのは追放の危険性が低い事となる。優性遺伝的に安心するメンタリティが残るのだそうです。そうでない遺伝子は長い年月で淘汰されたとも言える?!
他にも男性の「自分から挨拶しない」症候群は、自分から媚売る=ヒエラルキー下位に自ら置く行為と考える節もあるかも知れない。本当はそうでもない、現代なら却って「貸しを作った」くらいなんですけどね。相手は「次は自分から挨拶すべきなのかな?!」とか、どうしても考えさせられちゃうから。これは優位に立っているともいえない!?
女性編:なぜ挨拶をしない
そして女性です。私は女性でサルサ会場に行き、挨拶をしない生活をした事がないので完全には分かりません。が、概ねこんな所なのではの予想を書きます。
おそらく「自分から挨拶するけど塩対応されたら悲しい」の回避?! 男性と一緒だと思う。だからその危険性がある場合は顔見知りでも挨拶を避けるケースも?! こちらは容易に想像出来ますね。
でもこれよりも多いケースは、おそらく警戒心でしょう。特に異性に対する自分からの挨拶は、「変に懐かれたらまずい」 その回避として、とりあえずそれほどガッツリ知らない相手には自分からは挨拶は辞める。
で、同性はどうか。おそらく「私が所属のグループじゃない。下手に近寄って妙な陰口言われたら困る」じゃないかな?! 男性と違って直接的な攻撃・嫌がらせは少ないかもですが、陰口言われたり、そしてそれを流布される危険性?! 触らぬ神に祟り無し精神ですね。
そしてこの行動はある意味正しいのかもね。対男性も女性も。挨拶は注意して、ヤブヘビにならない程度に交わすべき。おそらく間違ってない。
でもサルサでは、サルサ会場に限っては、ちょっと違うかもとも思ったり。なぜなら女性は基本的に誘われる側だから。どうしてもちょっと人気商売になる。その商売競争に負けるとなかなか踊れなくなる。楽しめなくなるのです。
もちろんソーシャル上手い男性は腕前も見ています。誰かと踊っている姿をみて「あーこれは楽しく踊れないな」と思うと、その他の上手で懇意な女性を誘います。選べるならですけどね。
だから一通りの技術はどうしても大事。ライトターン左足前、クロスボディ両足揃え、そして曲カウントに合わせてステップ出来るか。最低この3点は出来てほしいなぁと思っている。
でもそれが出来ててもなかなか誘われない場合も?! 5年程のキャリアあるのに特に上手いと噂される男性に誘われにくい場合は、あまりに挨拶ガードが高すぎるのかも。現代は10万年前より未知男性の危険性は1/100でしょう。一考すべき部分だと思う。
解決策
で、男女共通でオススメを書きます。一回目踊りに行っていい感じで踊れた相手、帰る際は挨拶して帰りましょう。「ありがとーございましたー」の一言でいい。そして相手の反応はあまり待たずにその場を離れる。
これなら塩対応されたかどうかもわかりにくい。ショックも小さい(笑) ま、踊って感じ良く行けたなら98%はちゃんと挨拶仕返してくれますけどね。
そして次に会場再訪した際は自分から挨拶してみましょう。と言っても声出さなくて良い。ただ微笑+会釈をするだけです。これもすぐ通り過ぎて。相手が塩対応したかどうかも分からなくてOK。
でもこれがめっちゃ効くんだな。かなり早めに仲良くなれるケース多い。そこからは楽しむのなんて楽勝になります。物理的(誘って成功/誘われまくる)にもメンタル(ホークグラウンド感)も含めてね。
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