技術面:移動位置の画一化と安定化がされている 女性編

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■女性は「自分で動いている」

実は女性はサルサの動き、前に行くとかスピンするとか、9割以上は自分の力でやっています。言い換えると「男性にひっぱってもらって/回してもらって」やりません。能動的に自分の筋肉を動かしてフォローしています。

つまり女性の役割はこうです。「事前の男性の挙動+雰囲気から次の動きを”予測”し、自分の力で動いていく」 言い換えると男性の動きから「やって欲しい事を察する&実行する」

うん、実に献身的ですね。婚活女性あるあるな、「で、この人は私に何をやってくれるの?」精神ではサルサは楽しく踊れません(^。^;)

■これをしないデメリット2つ

でもちょっと問題が(^。^;) 実は”踊る”だけならば、こうでなくても出来ちゃいます。「あんたちゃんとひっぱってよ」的でも、形は取り繕えちゃいます。

でもこれをすると常に引きずられる様なフォローになります。常に男性の力をアテにするような?! と2つのデメリットが出てきます。

1)速い曲に付いていけない
2)男性が乱暴になる可能性

もしこれになったら、おそらくゴールの”楽しく”は踊れないでしょうね。

■”相手が乱暴”を誘発させている?!

まぁ居ますけどね。引っ張られるのを待つ女性。「そんな弱いリードじゃ伝わらないから!」 こーゆー女性はその半分が引っ張られ待ちの人です。

これはぶっちゃけ伝わらないんじゃないよね。自分から能動的には、そんなには動くつもりはありませんよ、って事なのでしょう。多分次の技が何であるかは気づいているにせよ。

そしてそーゆー女性は上記デメリットが出てきます。曲タイミングに合わせて動けない&乱暴にリードされる事が多い。結果、なんか踊っててつまらない。「モノの様に(乱暴に)扱われた」なんて事にもなる。

で、そうですよ!? 95%男性が悪いです! 乱暴にリードしちゃだめ。でもぶっちゃけましょう。女性が誘発させている可能性もある。それは否定できません。

■キューバンな踊り方は特別(一部修正:考えを改めました)

、、、実はねぇ指摘を受けまして、「キューバン女性はひっぱり待ちで動かないんじゃなくて、”方向”が違うからだよ」との事。私、これを聞くまではひっぱり待ちをしていると思っていた(^◇^;)

で、よーく考える。確かに日本のキューバン女性は私が”なんちゃってキューバン”で踊った際、スッと動かなかった試しがない!

(ちなみ、私のなんちゃってキューバン踊りは「全く力を入れず事前”それっぽい動き”をして、その後は女性が動くのにこっそり付いていく」方法。リードなんてしていません。”それっぽい”は私平均より上手いかもだが(笑))

そして思い返すわけです。実は私、キューバン・サルサのダンス認識はアメリカのLAとNYでした。出張中に行った所でやってたんだけど、どちらの先生もキューバ出身の本場が売り。大声で「Push,Push,Pull,Pull」を連発するのです。そしてフリーの時にその女性と踊ると私が引き摺り回される程押し引きで(^◇^;)

それが本式だと思ったんですね 。女性は引っ張り待ちデフォルト。だから動かない?! なので日本でなんちゃってを踊っててロジックエラーだったのです。非常に軽やかに動くから。

そしてその”方向”ですが、、、おそらくちゃんと習わないと絶対わからないでしょうね。キューバン女性とOn1男性だと、男性が「うごかない、、、」と思うケースもあるかもしれない。

で、もし女性がキューバンを習ったとしましょう。その”方向”は、他のスタイルの踊り方ではフィット無理と思われる。アジャストは難しいでしょうが、男性リード方向に行くスタイルもあるのかな、、、と思っていただければ。習ってるのと違って戸惑うとは思いますが。

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一つ言えそうな事。

キューバン・スタイルはおそらく少々男性リードが問題になる程乱暴になり”にくい”踊り方と思われる。指摘通りと考えるとかなり高度に2人が動きを合わせているから。かなり高度なコネクションの修練が必要そうです。その意味では難易度高そうですが「ダンスを楽しむ」の原点かと思われる”2人共同作業で曲リズムに合わせる努力”という意味では、他のスタイルより一歩有利なスタイルかも知れませんね。
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■マスターすべきは2つで十分

で、女性は自分で動く部分が多くなると、リードではどうにもコントロール出来ない部分が出てきます。それが移動位置と安定化になります。

で、ぶっちゃけで書きましょう。ポイントの半分はクロスボディ、ライトターンですね。レッスンの最初に習う2つ、女性最初の難関の2つです。

実際それ以外の動きはこれらの派生が殆ど。よってこの2つがOKならば他も概ね大丈夫。この件に関してはね。

クロスボディ:

これは移動位置。「どこを通るの」「どれくらい前に出るの」 これを安定させるのです。

基本男性と自分を1本線上に乗っていると考え、その上から外れない様に移動する。そして行き先は男性と対峙した最初居る所の丁度真反対側の位置ですね。それ以上行ったり、それ以下で止まったりしちゃダメ。

そして行き先では自分の力で振り返る&止まるのも必要。フォーカスされない事が多いですが、行くよりも止まる方が重要なポイントです。振り返った向きもまっすぐで。行き過ぎてはいけません。

ライトターン:

これは安定ですね。いかに正しくステップしても
グラッと来る時は来ちゃう。ここが安定出来るかどうか。

正しいステップ以外にコツがあるとすれば、”足のつま先側で滑る”かな。かかと側で回ろうとするとグラッと来やすい。

”両足を地面に付けて回る”は私の好きなやり方。この方が、私はグラッと来にくいと思います。人に寄るのかなぁ(^。^;)

ですが一番重要なのは、「止まるべき位置向きで止まろうとする」事ですね。大抵の人は最初「えいやぁ」と回る所を頑張る。でもその後は野となれ山となれ?!

でも本当はスピンを止める部分が一番重要なんですね。どこで止まるか。止まった後どこを見るか。どっち向きになるか。グラッと来る所って結局そこですからね。

ぜひ試してみて!

技の形がわかったら、次はこの2つを意識してみて欲しいです。ただなんとなく反復するよりよっぽど素早くこれがマスター出来ると思います。

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  1. […] 移動位置の画一化と安定化がされている 序章 女性編 男性編 […]

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