前回の続き、サルサ場では「楽しそうにする」のが絶対的にオススメという話です。第二弾。
前回で「楽しそうにする」は誰でもカンタンに出来るが、ほとんど誰もやろうとしないと書きました。理由は概ね2つ:やるという選択肢がある事すら考えた事がなかった&喜んでいる姿を見せると次は手を抜かれると思った、かな。
でも私の結論。絶対に「楽しそうにする」方が得。今回はそんな話をしてみたいと思います。
■「楽しそうじゃない」人:ケーススタディー
ではまずは想像してみましょう。サルサ場で楽しそうにしない人ってどんなか。
男性編:
- 真顔〜ちょっと怒ったみたいな顔をキープ
- つまらなそうに会場を見わたしている。もしくはスマホをいじり続ける
- 立ち上がって真顔のまま女性に近づく
- 「おどって、、、」小さい声で言う。顔は真顔のまま
- どんな曲だろうがつまらなそうな顔&少々女性を無視気味にリード
- 踊り終わったら「ありが、、、」聞こえない様な声で踵を返す
女性編
- 会場では常に真顔。もしくは頭痛があるみたいな表情?!
- 知り合いとちょっと会話するけどダルそうにしている
- 大体はケータイいじって下を向いている。悪いニュースでもあった?!
- 誘われても無言、面倒くさそうに立ち上がる
- 真顔&相手側を一切見ないで踊る
- 踊り終わったら速攻踵を返す。挨拶なし
質問です。この人達のサルサの腕前は良かったとして、次にまた会ったら踊りたいですか?!
私?! まぁ誘わないね。いかに若くて美人でも(笑) まぁ若くて美人だったらどんな仕打ちを受けても誘うオジサマ達は居ますけどね(笑)(で大抵ヘタ、そーゆー類(^◇^;))
そして女性も概ね同じ状況だと思う。いくら上手くてもこんな男性踊りたくないんじゃないかなー。女性になった事無いからわからないけど。
余談ですがよく考えるとこの男性像、以前の私っぽいですわ(^◇^;) そりゃー断られまくったわけだ。困ったもんだ(笑)
ここはほぼ個人差ないと思っています。
■「楽しそうにする」人:ケーススタディー
で、今度は逆を想像してみましょう
男性編
- 会場入って来て直ぐ知人と笑顔で挨拶
- 靴を履いてから会場を見渡す。知人探し?!
- 知人が居たら踊ってなければ近づいて笑顔を見せて挨拶
- 曲変わりしなに直ぐに近くの女性を誘う。元気に「踊ってー!」
- 曲調に合わせて表情は変わるかもだが、ベースには笑顔(営業スマイル?!)
- 頻度高く女性の方(概ね顔)を見る。アテンションを向けている感を出す。
- 踊り終わったら満面の笑顔「ありがとー!」
女性編
- 会場入って来て直ぐ知人と笑顔で挨拶
- ひとしきり会話しながら靴を履く。会場で仲のいい人多そう
- 笑顔が絶えない。会話は前向きなのだろう
- 誘われない時も会場で友人が踊っているのを見ている。あまりメータイを見続けたりしない
- 誘われたら満面の笑顔、直ぐに立ち上がってフロアに出る
- 頻度高く相手側に目線を向ける
- 踊り終わったら満面の笑み「ありがとー」
質問です。この男女、腕は少々ぎこちなかったとします。次に会ったらまた踊りたいですか?! 私?! 誘いたいねーこんな感じの人いいじゃん! 少々ぎこちないくらいなら私の腕でカバーします。いや、させて下さい!(笑)
同じく女性もほぼほぼそうなのでは?! 常識的な範囲内の頻度なら、誘われたらまた踊ろうと思えますよね?!
もちろんよっぽど曲カウントとステップが合わないとか、リードが痛いとか、技セットが極端に単調すぎるとか無謀すぎるとか、腕を異常に振り回すとか、極めて臭いとかなら別かもですが、、、(^。^;)
要するに私が言いたい事。楽しそうにしていると圧倒的にリピーターが増えやすい。次に来た時、格段に踊る相手獲得が楽になるのです。
■ソーシャルで一番の苦労「”良い”踊る相手の獲得」
で、ぶっちゃけましょう。ある程度腕がついたとして(セイちゃんサルサの上級が一回りしたくらい)、サルサクラブやイベントで一番困る事はなんでしょうか。間違いなく「踊る相手の獲得」ですよね?!
確かに若くて美人な女性だけはちょい違うかもです。が、上記の通り若くて美人だから群がる男性はヘタです。「楽しく」はなりにくい。つまり「”楽しく”踊る相手の獲得」は、ほぼほぼ同じ難易度なのです。
そしてそれを容易にするのは誰でも出来る方法、覚悟するだけ、「楽しそうにする」「楽しそうな演技をする」があるのです。その演技力を磨くのです。
確かに即効性はないかも知れません。効き目が出るのは2度目に会った時でしょう。なので私は生徒さんには「同じイベント・場所に繰り返し行け」と言っています。単なるザイオンス効果(見慣れる=好感)を狙っているわけじゃぁありません。
でもそれでもいいじゃん。だんだん楽しくなる可能性が積み上がっていくのです。「楽しそうにする」演技を続けるだけで、その場が楽しみやすくなっていくでしょう。やらない理由は無いのでは?!
これ、間違いないと思います。
ps:「楽しそうにする」はどうしても得
どうやら「楽しそうな演技をする」と本当に「楽しくなる」のだそうです。で、サルサを踊る目的は何?! もし私と同じ様に「楽しい時間を過ごす」であるのなら、「楽しそうな演技をする」 やはり戦略的にかなりの好手の模様です。
楽しそうに振舞っていると、いつか本当に楽しくなる
/デール・カーネギー アメリカの作家、ビジネスセミナー講師
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