振舞面 機嫌が良さそうにする 2

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さて第二話です。前回は「機嫌が良さそうに見せる」は絶対に得だが、人間は遺伝子として傾向的に「幸せ&楽しい人生」を得ようと思わない。だから「機嫌が良さそうに見せる」に価値を見出していなかったという話。

■実生活は「機嫌悪そう」でもいいんじゃない?!

で、続きです。前回書いた様に通常人間はおそらくなんとなく惰性で生きています。それは遺伝子的にそうなっている。

そして知ってます?! 脳みそって体重の2%程なのにカロリーは25%も消費するんです。要するに疲れる。普通の人はなるべく余計な事は”考えない”様にしています。

だからそれを脱してこう考える人はごく少数ですね。「私が生きる目的は$$$、だから###する」 よっぽど知識を得たか、モチベーションを得るアクシデントがあったか、哲学的な事を考えるのが好きだったか、、、

そして私は個人的、惰性で良いと思っています(笑) 私自身は目標として「人生を楽しく生きる」を持っていますが、万人もそんなのを作るべきとは思いません。

つまり”惰性で眼の前の事にリアクション処理して、将来の漠然とした不安を抱えながら生きていく”もいんじゃね?! バカにしてるんじゃありませんよ。他の生物は皆そうだし、自然な生き方ともいえる。

つまり言いたい事。「機嫌なんて悪く見えたっていいじゃん。それによって得られる得なんて要らない。わざわざ良さそうに見せるなんてめんどー」で良いんじゃない?! 個人の自由です。

■サルサで「機嫌悪そう」はマナー違反?!

でもサルサをやるならです。てか、ソーシャル・サルサをやるのならです。私は「機嫌悪く見せたっていいじゃん」はちょっとどうかなーーと思ったり。

なぜなら必ず『相手』がいるからです。

でそもそも論。サルサってなんの為に踊るんですか? 仕事みたいに生きる糧を得るため?! 違うよね。不要不急のど真ん中ですよ(笑) 基本線レジャー、つまり「楽しむ」為にやってるんですよね?! 殆ど前提と言って良い。

で、その前提で例えば相手が機嫌悪い時は悪いまんま見せる人だったらどうでしょう。一緒に楽しめますか?! 難しいですよね?! そしてその反対も同じです。

つまり私は「機嫌良さそうに見せる努力はソーシャル・サルサ踊る上でのマナーに近い」と思うのです。楽しもうとしている相手に対して、マナー違反に近いのではと思うのです。

■「機嫌悪い」を押し付けない

「いや、違う。私はサルサで楽しさなんて求めてない。日頃のエキソサイズの一貫なんだ。ジムと同じ。健康の為」

「いや、違う。私はダンスを上手くなってパフォーマー/指導者として生計を立てたい。そのための修行なんだ」

うん、わかるよ。そーゆー人も居るでしょう。でも相手は大抵の場合踊る理由はストレート、前提の「楽しくなる」を求めているケースが殆どでしょう。なのに自分の前提から外れた目標を、一方的に押し付けて巻き込んでいいのか?!

もしソロ・ダンスだったらこれで一向に構わないと思う。誰にも迷惑かけずにやれる。いくらでも機嫌悪そうにすればいい。

でもサルサで、ペアダンスで、遊びの場となるソーシャル会場内において、私は機嫌は常に良さそうにする努力をすべきだと思うのです。本来ならばね。

■”楽しくなくていい人”でもやるべき

要するにこうです。

サルサで機嫌良さそうに見せるって自分・相手が楽しくなるだけじゃない。楽しくならなくていいという人でも礼節・思慮のある社会人として、私はある程度義務的性質があると思います。

よっぽど健康上の問題でも無い限り、機嫌良さそうにする努力は必須だろう。(機嫌良く見せようとするとアレルギーが出るんです、、、なんて奴いるかどうかは知らんが?!(笑)) なぜなら常に相手がいるからです。

私はサルサは2人で協力しあって楽しさを増幅させる様デザインされたダンスだと思います。相手はかなり高い確率で「楽しもうとしている」 それを一方的に阻害する権利ある!? ソーシャルには参加しない方がマナーじゃない!?

突き詰めるとこう考えられない事も無いと思うのです。

■一緒にこれからやろうよ!

分かります。「今までそんな事まで考えてなかったよ」 私も完全にそうです。「機嫌が良い様に見せる努力をするのが、サルサを踊るマナーです」なんて、相当突き詰めないと思いもよらない。

特に日本に住むとそうだろうね。我々が考える成功者、目上の人、先生、親と、子供時分に「こうなるべき」モデルはそんな事気にして居なかったから。無頓着だったんだから。

私は思う。おそらくサルサ界の人、かなりの確率で私と同じでしょう。でも、だからです。だからこそこれから! これから試しにやってみませんか?! 「機嫌良さそうに見せる」

考えてみましょうよ。これ会場の3割もやってたら、かなり楽しい場所になる気がしません?! その3割につられて他の人もリアル機嫌良くなリやすいと思うし。これで天国が作れる?! 私は本気でそう考えています。

「機嫌良さそうな演技をしようぜ」

ps.日本は「機嫌良く見せる」練習が必要?!

「はしゃぐな!」 どこぞの親御さんが子供を怒っているのを見かけました。周囲に迷惑だから?! んーどうかな。殆ど回りに誰も居ないし、迷惑かかっていなそうでしたがね。単に「うるせーから静かにしろ」?! を言い換えた?!

でも誰しもが多分自動的にこう思っている。「はしゃぐのは悪い事」 で、これが機嫌良さそうにも抵触するかもですね。はしゃぐ≒機嫌がいい。機嫌悪いのにはしゃぐ人なんて居ないわけで(^。^;)

要するに少なくとも我々日本人は「機嫌良く見せる」「機嫌よく見える様に演技する」に慣れてないでしょうね。突き詰めると機嫌良さそうに見せる練習さえ必要かも。

よって宣言。私のスタジオでは「機嫌良さそうに見せて下さい」の練習も導入しようと思います(笑) 出来たらサルサだけじゃない、実生活でもすっごい良いことあると思うのでね(笑)

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