■長い曲はフェードアウトで切る、は最善手か?!
ほとんどの人にはどーでもいい事でしょうが、いきなり問題提起をさせて下さい(笑) 長い曲をソーシャルで踊る時、最後をフェードアウトする手法は最善手なのでしょうか?!
というのはこの手法はよく遭遇するからです。DJとしては5分を超える曲とかになると「長すぎるよ、疲れちゃう」のクレームも受けるのでしょう。高齢化も深まって、早く切り上げなきゃいけないプレッシャーがある?!
でもその曲は自分が見つけた「踊るにいいだろうな」な曲。スピン時にはぜひとも使いたい。この葛藤は容易に想像が付きます。
で最後フェードアウトはやりやすいよね。カウンターのプレイ時間を見て5分を超えだしたあたり、フェードアウトで終わりにするのです。ほとんどの曲で違和感なく終わらせられるでしょう。そもそも最初からフェードアウトする曲もあるくらいですからね。「曲末あるある」形態です。
でもそれはソーシャルサルサDJとして最善手なのか?! 私は考察に値する価値があると感じます。なぜなら「最後がかっこよく終わる」良曲は、結構沢山あるからです。
■個人的、フェードアウトは嫌い(^。^;)
実は私、このフェードアウト切りは長年残念に思っていたのです。特にかっこい終わり方だと知っている曲だとがっかり。そこまで想定して踊っているのにぃーーーって感じ?! ガチガチにやる事決めてるとか全然無いんですけどね。心積もりなだけで、、、
でも強烈に思ってはいました。ここを切り落として良いのか、、、それを考えてみてほしいなぁと思っている次第です。
でも私、このフェードアウト切り以外での曲尺短縮方法、あまり具体的には思いついていませんでした。頭の中でもんもん程度?!
一度Audacityというソフトウェアで8分超曲の中抜き編集をした事もあります。どうしてもその曲で踊ってみたい気持ちから。でもこれは手間がかかりすぎる。曲調的に中抜き出来ないものも多いだろうし。
フェードアウト、仕方ないのかなぁ、、、そんな事を思っていました。
■初めて”頭切り”をかました神DJ
と、体に電撃が走る事が置きました。とある中目GT、普段はまずDJなんてしない男性ダンサー(15年前くらいからとても上手いと評判の方)が、なんと曲途中からフェードインして掛けたのです。
そう、つまり長い曲の頭を切ったんですね。そしてもちろん最後は残す。これね、ホント感動しました。私も一瞬考えた事はあったのですが、絶対に変なスタートになると思ったんですね。「使えないよなー」的
でも考えてみると曲頭って「あ、サルサだ。さてと誰を誘おうかなー」タイムじゃありません?! 女性もまだ捕まってない最中だし(笑) 踊ってる事ぁほとんどない。つまり頭切ってフェードインで入ったって、それほど変にならないんですよ。
ソーシャルで体感しなきゃ分からない気づきでした。頭切りフェードイン、使えるじゃんと強烈に思った夜でした。
■今も頭切りをするDJは存在!
上記の彼はホンの数度DJをやっただけでスピンを辞めてしまいました。でも現在でも一人、彼の手法を知ってか知らずか頭切りをするDJが居ます。お祭りDJメンバーの●ゲちゃんですね。さすが常に新風を起こす男。感心しました。
もちろん彼は同じく「フェードアウト切り」や「通常より遅い再生スピードで掛ける」という、私にとってはかなりの悪手もするのですが(笑)、そこもひっくるめて盛んに脳細胞を働かせてます。素晴らしい。
ちなみ彼の頭切りはフェードインじゃなくて曲中の「ここが曲頭でも変じゃない」所からスタートさせる手法ですね。ホント、よく聞いているなぁと思いますよ。感心。
とにかく頭切り、かっこいい曲終わりを活かす本当にいい方法だと思います。もし長い曲でどうしても短くしたいなら、ぜひこの手法も検討して欲しい。そんな思いがあります。
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