サルサ初心者への解説「ソーシャル」女性：出来なくていい

以前このブログでも書きましたが、男性は鏡なんてほとんど見ません。自分の真面目顔がどれだけ怖いのかなんて知らないのです。下手すると男性社会にありがちな「ヘラヘラ笑顔は失礼。真面目が美徳」なんて勘違いもしているかもしれません。

男性の踊っている最中の険しい顔、９８％意図はありません。女性への不満があるわけではけっしてない。信じて！（笑）

「明らかにこっちは出来ていないのに簡単な技をしてくれないんだよ？！」　なのであの男性は出来ない私に怒って嫌がらせをしているんだ、、、？！

いや、違うんです。男性は１種類しか踊り方が出来ないのです。なぜなら９０％癖で踊っているから。「次はこの技をやろう」なんて、いちいち考えていないのです。

（１曲５分としてだいたい述べ１００回くらい技を出します。１００回も次はこれ、次はあれ、なんて考えてられない）

癖でやっている以上初心者だろうがなんだろうが、上級者と同じ技をしちゃいます。相手に合わせて難易度調整なんてほぼ無理ゲーでしょうね。けっして嫌がらせで踊るレベルを引き下げないって事ではないのです。

「力いっぱい掴んで、ものすごい勢いで引っ張ってくるの！」は出来ない女性に腹を立てているからではありません。理由は上記と一緒。１種類しか踊り方が出来ないから。

で、相手が出来ないと力で無理やりでも技の形を成立させようとする。生真面目な男性程そうしそうですね。

「だから男ってダメなのよね。自分のやりたい事しか考えられないの？！」　確かに男性は元来女性より無神経でしょう。でもリードの力が入るのは性別と関係ない？！　女性がリードをやっても暴力リードになりがちですからね。（男性よりも乱暴な事が多い(^◇^;)）

おそらく「女性の動きをしっかり導かなきゃ」と勘違いすると力入るんでしょう。リードという役目からそうなりがちなのかも？！

意外でしょうね。あれだけムカついた表情になっているのに（笑）　でも８割の男性はこう思っています。「うわーーーごめーーん、なんか技かからないーー」

で、ここでなぜ”ごめん”と思うか。それは「相手を楽しませれていない」から。男性は本能的に”女性を楽しませないといけない”と考える癖があり、そこに「女性の腕がないから」とかはあまり関連ありません。結果が全てと思っています。

なので男性は焦る、ちゃんと踊らせられる様に頑張る、顔が真剣になる、力が入る、でも出来ない、イライラし始める、それにつられて女性の表情も固くなる？！、ますます楽しませられていないのを認識、、、そんな悪循環に入るのです。

で、結果ムカついた様な顔で怪力で無理な技をリードし続ける事になるのです。

そしてごくわずか、全体の１割ほどはこんな事を言う男性もいるかもです。でもこれは本心じゃない。いずれ「ごめん」とか「俺は楽しませられていない、男として失格なのでは」と感じています。

で、その自分自身への欺瞞に我慢できずに「女性の腕が悪いから、、、」という所にすがるんですね。自分が責められる危険性は１ｍｍでもイヤ。で、オレのせいじゃない、と言いたくなる。

小学生がバケツひっくり返して「オレじゃない！　ここに置いたヤツがわるいんだ」と必死に叫んでいる感じです。承認欲求の塊？！　それがダサい行為である事は気付いていないワケですが(^◇^;)