振舞面:愛想がいい 2

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随分間が空きました(^。^;) ちょっとね、夏は忙しいんですよ。色々めいっぱい遊んでいて更新出来ませんでした。徐々に進めていきたいと思います。

まず前回で、「人間は遺伝子的に愛想を良くするのに抵抗感がある」という話をしました。それも特に日本人は歴史的にインセンティブも無かった。「ずる(賢)い人」みたいなイメージさえある?! 「愛想がいい」≒「良い事ではない」?!

でも私はそこから更に一歩考えを進めてみました。「それでもサルサを楽しむなら、愛想を良くするのが好手」だろうと。

そんな所で再スタートです!

■サルサ愛想がいい人とは?!

そしてまずは検証。愛想がいいサルサ人ってどんな人か、想像してみましょう。

・会場で会ったら向こうから挨拶してくれる
・笑顔時間が多い
・積極的に誘う/誘いを受ける姿勢がある
・話をすると明るい話題が多い
・相手に合わそうとする(気配り)

最後の相手に合わそうとする、は男性は特に難しい所ですね。役目上”リード”するから。どうしてもどちらかというと自分に合わせて欲しくなる。

でもそこを押しても”相手に合わせる”が出来る男性は居る模様。つまり相手の腕前や特性に合わせてリードを変える!? 私にはほとんど無理ゲーですけどね。(●●さんとか●●●さんとか。私も絶賛努力中ではあるが(^。^;))

で話をもどします。上記箇条書きな人、どう思う?! まぁ踊りたいよね積極的に(笑) でももっと言えそうな事は、

「一緒に楽しく踊ろうと努力してくれそうだな」

■逆説:サルサ愛想の悪い人とは?!

そして今度は逆説、サルサ愛想の悪い人も考えてみましょう。

・会場で会っても絶対挨拶してこない
・知人以外には笑顔は見せず、大抵は真面目顔
・知人以外は基本誘わない/断る事が多い
・話しかけても誰かの悪口や環境の不平不満が多い
・踊って噛み合わない時は基本相手の責任、という態度を取る

。。。
。。

んーーー(^。^;) なんかごめん。文字に起こすと、ちょっと覚えのある人も居るような居ないような、、、「あの人当てはまるかなー」、、、んんん、なんでもありません(^。^;)

でもここから言える事。こーゆー人とは一緒に踊ってもなかなか楽しくはなり難そうですよね。絶対に不可能とは言わないけれど。

■哲学:なぜ人はサルサを踊るのか(笑)

で、ちょっと哲学的な事を考えてみましょう。なんで我々はサルサなんて踊るのでしょうか!? 特にソーシャル・サルサです。

「んーーーなんとなく趣味がしたくて。で、ひょんな事からレッスンに出る機会があって。そしてそこからずるずる誘われるがままにソーシャル会場に行って、、、(^。^;)」

おそらくほとんどの人はそうでしょうね。私もそうでしたし。まぁ私の場合は初めて試したレッスンで相手女性達が極端に美人だったとかの、そーゆーヨコシマなモチベーションもありましたけどね(笑)

でも更に掘り下げて、そもそも論的に考えてみましょう。と多分なのですが、結局答えは「楽しい時間を過ごすため」じゃないですか?!

もちろん上手いって言われたいとか、他人に対して優越感に浸りたいとかもあるでしょう。そっちの方が人間的には分かりやすくさえある。でもサルサはちょっとコスパやタイパが悪い。なぜなら初心者以外に上手いと思われるのは極めて難しいし、優越感を感じる程の違いも出しにくいからです。

■楽しいサルサ=”愛想が良い”は必須条件

なのでサルサの目的を一旦”楽しい時間を過ごす”にしてみましょう。と、上記の愛想いい/悪い比較は明確な示唆を提示します。目的達成には愛想がいいのが、ほぼほぼ必須条件という事です。

そりゃわかりますよ。遺伝子からの欲求からは愛想良く振る舞うのは違和感があるでしょう。「何かあわよくば的な目的があると思われそう」も分かる。日本は最低400年はそういう文化の中にいましたね。周囲は今でもそう思う傾向があるでしょう。

でもサルサ会場の中だけ限定です。誰に対しても愛想の良い振舞をした方が有利でしょう。つまりこれです:

・会場で会ったら向こうから挨拶してくれる
・笑顔時間が多い
・積極的に誘う/誘いを受ける姿勢がある
・話をすると明るい話題が多い
・相手に合わそうとする(気配り)

それは「あなたと一緒に楽しく踊ろうとする意思があります」を強く連想させるものであり、それがサルサを通じて楽しい時間を過ごす上での、ほとんど必須条件と言えるものなのです。

■ぜひ試してみて!

ほとんどの人間は自分の行動一つ一つに、いちいち目的設定なんてしていません。ある説によると95%以上は惰性で生きているのだそう。眼の前で起こった事に、フィーリングと反射神経で対応しています。

そのメカニズムは簡単で、脳は体重のたったの2~2.5%なのにエネルギー消費は20%を超えるからです。飢えを避ける為、なるべく脳を使わない様に人間の体は出来ているのです。

よって「サルサを踊る目的は?」なんて、ほとんどの人は考えた事も無いでしょう。と遺伝子から来る本能に忠実になります。違和感から「愛想を良くしない」んですね。目的から考えると極めて非効率にも関わらず、です。

でももし楽しい人生にしたいなんて思い立ってしまったら?! 本能に逆らっても「愛想を良くする」 これが戦略的に最善手と言えるでしょう。ぜひ皆様も一度試してみて欲しい所です。

ps.人間は「楽しく生きる」様に出来ていない

上記”人間は”は間違いですね。正確には”生物”です。「幸せに生きる」様になんてデザインされていません。苦しくも耐えに耐え、生存し続け、子孫を残して死んでいく様に出来ています。

ですが人間は文明を栄えさせ、物質的にはそのフェーズを克服してしまいました。常に飢えに対処する必要が無くなったのです。

と遺伝子が進化を止めて10万年、現在初めて「なぜ生きるか」みたいな”お暇”な課題に直面したのです。直面出来る様になれた、とも言えるのかも知れませんが。

その中で不自然な生き方、「楽しく生きる」「幸せに生きる」なんて考えてみましょう。当然その感触は「違和感」なのです。メンタルなブレーキが働きます。不要な”危険・不安”を感じてしまうのです。

よってもし「楽しく生きる」なんて決心した場合は、それに付随する数々の違和感を無視する。目的に有利な行動を愚直に積み重ねるのです。そうしてのみ本当の「楽しく生きる」が出来るのかも知れません。

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