「笑顔大事なんですね」
そんな感想をくれました。
私の引率した生徒さん。
サルサ会場は初めてでした。
それでこの感想が出る……
すげぇな。
「もぉいっぱいいっぱいでー」
と言っていましたが、
ウソだね(笑)
そんな事感じる余裕があったなんて。
それが無いままベテランになる人さえ、
多そうなのに。
(だって真面目顔で踊る人も沢山おるやん!?)
ええ、決めつけですよ。
でも私は、
「サルサ会場で楽しもう」と思うなら、
笑顔大事はほぼデフォルト。
いろはの「い」。
事ハジメ。
とにかく基本中の基本だと思う。
でも出来ないよね。
私も出来てなかったと思うし、
見ていてそうじゃないケース多い。
なぜ出来ないか。
もとい。
なぜそれを「極めて大きなValue」と見ないか。
私はこう思う。
日本人社会として、
それが歴史的にValueとなりづらい環境だった。
そしてだからそれを指摘、
言及、
教える文化がなかったから。
(さぁ、私の変態ワールド始まるよー!)
時は江戸時代。
私は日本という単位での文化生成という意味では、
この頃が非常に強く影響していると思う。
この時代はどんなだったか。
おそらく強い貴族階級がある。
「武士」。
それが政治政策だけじゃない。
市民の生活様式やモラリティまで、
コントロールしていた。
その「縦串」はなにか。
忠誠・従属・上下関係の明確さ。
忠誠心、そして奉公かな。
とにかく目上を奉る。
それが模範的となる。
で、じゃぁ奉られる側はどうか。
極めて明確なピラミッドである。
トップ1人以外は、
全て更なる上の奉るべき人がいる。
構造上トップ1人以外は、
「ヒエラルキー上」より、
幸せであってはいけない。
自分が幸せなら、
目上はそれ以上の幸せでなければいけない。
じゃなければ奉公不足となる。
奉られる側も難しい。
あまり浮かれて調子にのり、
現世を楽しみすぎていると、
「謙虚さが足りない」
「誰のおかげでそうなっているつもりだ」
なんて、
影で言われちゃったりする。
評判が落ちる。
つまり何が言いたいか。
大声で「楽しい!!」なんて叫ぶのは、
日本では「いけないこと」となるのです。
「幸せ!」なんて見せるのは、
日本では隠すべき行為なんです。
で、楽しい人、幸せな人のシンボルってなに!?
「笑顔」なんでしょうね。
違うとは言わせない(笑)し、
まぁ違わないでしょ。
笑顔総量はそうでない人にくらべ、
圧倒的に多くなってしまうでしょうから。
で、そこから明治時代に入る。
外国の脅威はなんとなく過ぎ去ったか。
でもそれを維持するための富国強兵、
これは必須だったろう。
列強はどんどん軍事力を高めている。
日本を防衛するにあたり、
海外進出および植民地獲得は、
当時の勝ち筋だった。
そこで必要となるのが、
富国強兵政策。
仕方ないよね、そうなるよね。
日本を列強植民地化にさせないためには、
お隣中国がそうなっていた。
切実だったろう。
と、政府主導の義務教育が始まると、
どう変わるだろう。
江戸時代の寺子屋とは変わるのです。
「いずれ強い兵隊になるように」
教育方針が作られる。
「どうすれば現世を幸せに生きられるか」なんて、
カリキュラム外なのです。
本当は義務教育、
それを教えるべきなんでしょうけどね。
(現在は如何に高納税者に成らせるか、がテーマかな?!(笑))
そんなバックグラウンドがある日本人。
笑顔のValue?!
そりゃ思いつかんでしょう。
社会人になってから、
上下関係のない人のつながりって何%くらい?!
はっきり同期だってほぼ居なくない?!
しかも最近は中間管理職は、
下からのコンプラという突き上げから、
「とても自分が目上の立場だとは実感できないよ」
なんてもなっているでしょうが。
つまり周囲全員目上?!(笑)
そんな社会を、
そんな民族性下で生きているのです。
生きているのでしょう。
そういう事です。
で、サルサ。
上下ある!?
正直20年前くらいはあったな。
ガチ上下。
先生ともなれば完全に傅かれる。
クラブの入場料とかタダだったよね。
てか生徒さんが払っていたとかも。
先輩ともなればデフォため口。
私も全然接点無い人から突然、
「お前はさぁ###だからダメなんだよ」
突然言われてビビった。
でも今はどうだぁ!?
まぁインストは入場料タダってのは、
ある人はあるみたい。
でもほぼ無いよね。
先輩……
もぉ先輩風吹かせる人いないな。
先輩の場合ははるかに先輩(20年以上選手)。
もはや張り合うのアレもないよね。
てか態度悪かったら単純に干される。
若くなくなってきちゃって、
男女とも「それだけ」でちやほやは、
もぉ受けられないから(笑)
態度悪けりゃ踊れない。
男性は断られる(てか先輩風男性は誘ったりしないか!)。
女性は避けられる。
なんともフラットになっちゃった。
つまり、サルサ会場は、
縄文時代以前に逆戻りしちゃったんです。
肩書、年数関係ない。
良い態度かどうか。
それで人が集まる/廃れるが決まる。
その世界で笑顔ってどうか?!
極めて重要なValueではないか。
サルサ技術より大事かも知れん。
だって仏頂面より、
もう一度踊ろうと思えるでしょ!?
逆に無かったら上手くても敬遠?!
あり得る話だ。
私は思う。
本当にプリミティブ世界になったとすると、
上下関係のない世界になったとすると、
「人前で笑顔」は圧倒的に有利だろう。
仏頂面との違いは歴然すぎるくらい歴然。
そしてこの世界での小学校の先生はおそらく言う。
「人と関わる時、笑顔キープはマナーです」
え?!
窮屈?!
そんないつも笑顔なんて継続出来ない?!
いいっすよ仏頂面で。
でもめちゃくちゃ損するよ。
癖で笑顔対応な人になった方が、
圧倒的に得だよ。
そして恐ろしいよ。
もしこのマナー、
本当に世の人に浸透しちゃったら、
仏頂面が圧倒的に損をする。
落ちぶれる。
格差社会の底辺に行く。
もしサルサ社会みたいな、
プリミティブな世界になったらね。
そんな事を思ったこの頃でした
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