サル友が前呑みをすると言っていました。結構意思が固く(笑)、たとえ一人でも行っちゃうようです。場所は私も一度行ったことある店。「あ、私も合流しよっかなー」なんて思い立ちました。家帰って、ちょっとだけ食べて(野菜とかスープとか。外ご飯って不足するよねそーゆーの)、行く準備をします。
と、化粧やら着替えを済ませた奥さんが突然言ってきました。「私熱あるわぁ37度」 まぢか! じゃ無理やね。私一人で家を出ます。ちょっといろいろありましたが無事前呑み合流。色々貴重な話を聞かせてもらいました。
で、会場Inします。20:15くらい。人はまぁまぁいましたね。いい感じ。そして前呑みで超でっかいビールのジョッキを飲んだので、私も結構いい感じでした。スルッとJoin、踊り始めます。
ここから集客、まぁまぁあったかな。「もぉ場所無くて困るぅ」という感じでは無かったですが、そこそこ盛況だったと思います。22:30まで、2回踊った相手は1人だけでした。そんな集客量。(てかその一人はどうしてももう一度踊りたかっただけで、選べば踊ってない人も選択出来た(笑))
DJはヤバいですね、鉄板のYOUさんです。うん。こりゃ文句のつけようがねぇ。微妙にかっこいい曲、かわいい曲、緊張感のある曲、緩和的な(バカみたいな?!)曲と、まぁ色々手を変え品を変え仕掛けてきます。これこそ教科書的な「飽きない」スピン。
実は私が良く書く「長調/短調、BPM早い/遅い、新曲/旧曲」とかは、YOUさんはたまに連続させますね。そんな単純に言語化出来るカテゴリーじゃない、でもニュアンスや曲調をほぼ毎回変えてきます。なので飽きない。名人芸。
というわけで、まだちょっと喘息ですぐ息切れしちゃうのに、めいっぱい限界まで踊らされました。楽しすぎる、厳しい夜でした(笑)
「この人日本一上手いから」
以前の生徒さんにとある女性を紹介した時の事。すぐさまその女性が「絶対それ言わないで。怒る人出てくるからー」と訂正されました。その真偽はともかく、そう言われると「私の方が上手いわバカヤロー」と不快に思う御仁がおられる模様です。
でね。私はそんなケツの穴の小さい人に苦言をつけたいわけじゃないんです。比べりゃ私の方がよっぽどケツの穴は小さいですし(爆) でも一方私はこう言いたいです。
「ソーシャル・サルサが上手いというのは、それだけバラエティに富んだ人達と別け隔てなく、そして頻度高く踊ったからこそ得られるタイトルなのだ」と。
私が言及したその女性、お世辞やべんちゃらじゃなく現在ソーシャル踊るにゃ日本一上手い内の一人だろうと思います。そしてその人は現在に至るまでの努力や研鑽もあるとは思いますが、それと同時に「不特定多数とのソーシャル経験数」が圧倒的に高い。だからこそ日本一上手いんだと思います。
例えばいわゆるインストラクター。そりゃ上手いからインストやってんでしょうけど、その人は常日頃ソーシャル経験数を積み重ねているだろうか。それともレッスンが終わってソーシャル時間になったらすぐ帰る and/or 会場端のもっとも座り心地がいいソファに座り、生徒さん&取り巻きと延々喋っている『時間が多い』?!
気持ちはちょっと分からんでも無いけどね。例えば男性インスト、誘っても無碍に断る初心者女性だって絶対に居る訳ですし。なぜならどんなに業界内で有名だって、業界にいなかったら知らんもん。SMAPくらい万人に知名度のあるサルサ・インストなんてこの世に存在しない。(昔、海外で●ツエ先生と踊ってて、突然「そーじゃねーよ」と教え始めたおっさんが居たという話を聞いた(^。^;) 日本一インストだってこの有り様ですよ所変われば)
なので誘って断られる所を自分の生徒に見られたくない、なんて思うのは自然でしょう。「とりあえずソーシャル踊るのはやめとくかぁ」なんて傾向になっても不思議じゃありません。生徒さんか知り合いオンリー、それ以外は踊らないなんて、極めてあり得る話です。
そして女性インストもどぉだぁ?! そこまでの事は無いかもですが、全く見知らぬ男性に誘われても「踊りたくないなぁ」なんて思いがちかも。自分が教えているNGな方法を容赦なくしてくる可能性もあるし、そんなんで上手く踊れなくて生徒さんから「###先生案外下手だな」なんて思われたら目も当てられない。沽券に関わるどころか、将来の売上にも影響する?!
(それでなくても女性は遺伝子的に、不特定多数の男性と踊るのは抵抗感があるでしょう。選べるならしない、という主義の人は多いんじゃないかな?!)
でも私は思う。サルサ(ソーシャルね)の技術って”砂山を登っている”感じじゃないかと思うんです。上に向かっていれば必ず上がっていけるけど、足を止めるとじわじわと滑り落ちていく。つまり「下手になっていく」んですね。もっというと、常日頃上に向かって登っていこうと思っている人は、それより頻度もパートナー・バラエティも低い人をいずれは抜いていくでしょう。腕前としてね。
もちろんパフォとかなら若くて筋力がある方が「上手い」でしょう。でもソーシャルはそれだけじゃない。相手といっしょに楽しく踊れるかどうかの競争。それが”上手い”を決定的に決めるのです。スムースさ、どんな技にも合わせられる技術の引き出しの多さ、それのベースとなる成功・失敗体験の多さ、その中で華麗に見せる演出やスタイリングの綺麗さ?! そして何より「この相手と楽しく踊る努力をしよう」のモチベーションの高さですね!
うん。今の所、彼女を上回る人は居ないだろう。ほぼ誰とも踊る。すごい笑顔で。最大限の努力を講じて。(しかもめっちゃかわいい、、、喋ると肝っ玉ねーさんなんだけどね) 彼女への「日本一上手い」に苦言を呈せるだけの人物、私は少なくとも思いつかないし、私の知らない所で彼女以上にソーシャル頻度が得られるという意味においても、発生する可能性は極めて低いと思う。(東京以外はそうは毎日踊れない)
彼女は今の所日本一上手い。サルサが上手い。間違いない。
そんな事も思った夜でした。
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