サルサ初心者~への解説:ソーシャル女性:ムスッとした上級者男性への考え方

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サルサ初心者~への解説:ソーシャル女性:ムスッとした上級者男性への考え方

■ムスッとした表情で踊る男性多いよね?!

「ずっと怖い顔して踊っててさ。しかも私が初心者なの分かってるのに大変な技ばっか掛けてくるんだよね。もぉ出来なくてごめんなさいって感じで、、、」

これは私の女性知人がこぼした言葉です。なんでもすっごい上手い男性と踊って、ずっと難しい顔をされたとの事。最後の方はちょっと泣きそうになってました。

「私の事嫌いなんだったらさ、誘わなければいいじゃん、、、」

ま、普通に考えるとそうだよね。特にキャリア長い上級者男性に多いです。ムスッとした表情で踊る人。でもねぇこれ、あなたの事嫌いだからそんな顔してるんじゃないんですね。今回はその理由とか、解説してみようと思います。

■ムスッとした表情で踊る男性の特徴

まずどんな上級者男性が殊更ムスッとした表情で踊る傾向があるでしょうか。箇条書きにしてみましょう。

  • サルサ・キャリア10年オーバー(笑)
  • どんな曲でも大体同じスタイルの踊り方
  • ぐるぐると目まぐるしく、止まる瞬間のほとんどないリード
  • 使う技の大半は高度で、女性に反応速度/筋力を求める系
  • 会場では大人しく、あまり多くの人と交流&挨拶しない
  • 知人以外の女性はあまり積極的に誘わない(が、全然誘わない訳ではない)
  • てか女性から求められて踊るケース(の方)が多い

で、これも付け足しておこうかな。

  • 一時期かなり頑張って練習していた
  • パフォーマンスに積極的に参加していた時期がある
  • インストラクター男性と違い、かなり慎重で低頻度だが自分から知人以外を誘う事もする
  • 「(ああ見えて?!)いい人」という評判がある

こんな人だった場合、以下の私の解説に当てはまるキャラである可能性が高いです。

■なぜムスッとしているのか

で上記をもう一度見てみましょう。浮かび上がる人物は大人しくて努力家。フレンドリーではないが誠実でソーシャルを楽しもうと努力もする。人格者でもありそうですね。

ではなぜそんな人が、あるいは相手初心者女性が泣きたくなる様な事をしてしまうのか。冷徹な対応になってしまうのか。その事情を考えていきましょう。下記は私の推測なだけですが、かなり的を得ていると思う(笑) 説の一つとして読んで下さい。

事情1:それしかできない

これは技種だけではありません。全体的ですね。その様な所作しか出来ないと言っているのです。つまり、女性に取って反応速度/筋力を必要とする技を、ムスッとした表情で出し続ける”しか”出来ない。

というか、ある程度踊れるサルサ男性は全員もれなくそうです。ある1種類の踊り方しか出来ません。相手が超上級者でも初心者でも、ほぼ同じ事しか出来ないしやらない。

なぜならリードとは1曲5分間で100くらい技を掛ける機会があって、その一つ一つで何をやろうか直前に決めている事は無いからです。9割は”癖”でしょう。無意識で動いているのです。で、”癖”だから、その表情を含めた踊り所作が一種類になってしまう。

「じゃぁなんでムスッとしているの?!」

理由はカンタンですね(笑) その技練習している時は真剣じゃないですか。その時の表情のまま”癖”として固まったのです。だからムスッとしているのです。

事情2:自分の表情がどうかはわかっていない

女性には一つ知っておいて欲しい事があります。自分の姿や顔を鏡でまじまじ見る機会、男性にはほとんどありません。毎朝髭を剃るとしても、ほとんど手感触で行っています。自分の顔がどうなっているか、目で確認する事は少ないでしょう。

で、自分は踊っている時にどんな表情なのか?! 鏡をほとんど見ない生活の男性がそこに気が回る事はほぼありません。要するに相手女性にプレッシャーを掛ける程にムスッとしているなんて、自分では分からないのです。

で、分からないから治しもしない。それだけです。

事情3:いそがしい

上記で男性リードはほとんど癖でやると書きました。でも癖だとしてもこの類の男性、難易度高いものを持ち技としています。女性は更に大変ですが、男性もやりきるの大変なんですね。

だから踊っている最中は忙しい。筋力、体力、瞬発力を高出力で使っています。それを笑顔で出来るでしょうか?! うん、難しいよね。どうしても真面目顔、ムスッとしちゃうのです。

「じゃぁそんな技しなきゃいいじゃん」

ま、そうなんだけどね(笑) でもこの類の男性はレッスンかなり真面目にやった人でしょう。その生徒期最後に習った技が無意識で出る持ち技セットとして残ります。

そう、つまり超上級者向けレッスンでやったものなんですね。自然そーゆー癖になっちゃう。それだけの話。

事情4:表情筋が極度に退化している

日本人男性は特にじゃないかなぁ、あまり表情をつけてコミュニケーションをする事をアドバンテージと思っていません。てか、良い事だとも思ってない?! 「男は不言実行」がカッコいいという認識もあるでしょうね。

なので普段からあまり表情筋を使ってません。そして筋肉なので、普段使わないなら退化します。なかなか表情を変える事が出来ません。

で、癖でムスっとしている。ついついそのままになっちゃう。それしか出来ないが加速されるのです。それだけ。

事情5:内心は楽しんでいる

で、楽しそうじゃない。なんなら怒っている様に見えるでしょう。でもそんな男性、あなたと踊って本当に楽しくないのかというと決してそんな事はありません。多分8割以上のケースにて、しっかり楽しさを感じているでしょう。

何しろソーシャルサルサは楽しくなる要素が多すぎる。リズムに合わせて体を動かす高揚、他人と協力体制で楽しさを共有するオキシトシン効果、、、相手の腕云々とは関係ない部分もあるのです。よっぽど女性の態度が悪いというのでもない限り、普通に踊るだけで結構楽しいのです。

それに彼はそもそもソーシャル会場に来ています。苦手なんだろうけど見知らぬ女性を誘ったりもする。誰に頼まれるわけでもなく。明らかに楽しいからやっているでしょう。

ただ顔は上記の理由でムスッとしたままになります。変わらないし変えられないし、変える必要性も感じていない。だから変えない。ただそれだけなのです。

■あなたが悪い可能性は限りなくゼロです

独断と偏見でしたがいかがでしょうか。私は100%当たっているとは言いませんが、ほとんどの場合は当たらずも遠からずだと思います。上記の様な事情でムスっとしているのでしょうね。

で一番言いたい事はほとんどの場合、相手がムスッとしていてもあなたが悪い訳では無い、という事です。単なる癖と、自分がそうなっている事がわかってないだけです。

なので初心者で申し訳ないとか、フォロー出来なくてすみませんとか、一切考える必要ありません。ぜひ気楽に思って、「あぁ”癖”なんだなー」なんて感じで付き合ってあげて欲しいと思います。

実際この類の男性は、ほとんどの場合大変な人格者です。ヘラヘラ笑顔を振りまく私よりもよっぽどいい人でしょう(笑) そう思って対応していただけると嬉しいです。

PS.

特に日本人男性社会は笑顔≒真面目じゃない≒ナメてると取られる不文律も存在し、特に実力が無いがポジションが上の人は笑顔だけで怒り出したりします。上記男性は努力を重ねられる、明らかに”出来る男性”で、嫉妬からその矛先を向けられる可能性が高い。

なので殊更”真面目顔”をデフォルトにしている向きがあります。その癖、なかなか取れません(^。^;) 分かってあげていただけると幸甚です。

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