■初心者男性がクラブでやる最大の間違い:奥まったソファに座る
初心者男性が初めてソーシャル場に躍りに行ったとしましょう。そしてそこがかなりの盛況だった場合。多くのケースでその初心者は楽しめないのではないでしょうか。なぜなら「誘えない」からです。
なぜ誘えないか。答えはこうですね。「気後れするから」 多分最初に会場に入る。荷物を置くために会場の端に行く。そしてそこにある席に座ってみる。靴履きやすいしね。
でもそこからどうか。男性の場合は自分から誘わなくてはなりません。それが出来ないんですね。会場が盛況であればあるほど。なぜなら目の前で大勢の人が楽しそうにしている、立ち上がる事すらもやりにくくなるのです。「ぶつかっちゃうかな」と動くのを遠慮しちゃうのです。
■初心者男性がクラブでやる最大の間違い2:奥まったソファに戻る(笑)
で、仕方ない。そこからずっと座り続ける事になる。2曲か3曲目になったら流石にちょっと続けられない。「フリーチケットあるし飲み物だけでも取りに行こうかな」 気後れされながらも立ち上がりカウンターに向かう。
でもその後どうでしょう。飲み物を取って、、、そしてどこに行こうか。周りはみんなお互いで楽しんでいる。知り合いなのかな、、、なんかその場に居づらいな。そして、さっきの2〜3曲を過ごした席を見ると空いている。
(そうそうずっと数曲も座り続けてた人が飲み物取りに立ち上がっただけの所を座ろうとはしないよね) なんとなく「そこに戻るかぁテーブルあるしね」となってしまう。
そして問題はここからですよね。飲み物をちびちび舐めながら考えるのです。今はそれしか時間を潰す方法ないしね。ゴクって飲んじゃったらすぐ無くなっちゃう。勿体無い、、、てね。
そして会場はますます盛り上がってくる。飲み屋の一人飲みより辛いですよね。自分以外はすっげー楽しそう。取っ替え引っ替え相手を変えて踊っている。自分以外はすべてお互い知り合いなのかという錯覚に陥る。
■答えた”女性を誘わない理由”は嘘だよね:気後れしてるだけ
で、この瞬間に誰かその場に馴染んで楽しんでいる知り合いに聞かれたとしましょう。
「踊らないの?!」
と答えは大体こうです。
「いや、もう少し様子を見てから」
「飲むのが好きなんですよね」
「今日はちょっと疲れているので」
「曲聴いているだけのも好きなんです」
「上手い人がどう踊っているのか研究してて」
断言しましょう。嘘ですね。みんなの楽しんでるオーラに押され過ぎて、そこに割り込む勇気が出なくなったのでしょう。なんでわかるかって!? 私がこの言い訳を散々、さんざんカリベで言ってきたからです。
■ソファから立ち上がって誘わなかった「心の声」
で、本心を書きましょうか。
「いや、本当は誘って踊ってもみたいんだよね。でももし断られたりしたら?! かなり恥ずかしいよね。特にあの子とあの子は気が強そうな顔してて、しかもここでは知り合いだらけ。知り合い以外とは踊らないんじゃないかな。まぁ誘うのはやめといた方がいいでしょ」
「で、となると例えばあの子とあの子はまだ誘ったら踊ってくれるかもな。でもやっぱ無理だな。だってずっとひっきりなしに踊ってるもん。誘うスキがないよ。曲が終わって立っていたら誘う事も出来るんだろうけど」
「いやぁ今偶然なんだけどあの子、誘われなかったな。一人で立ってるな。でも今からここから立ち上がって誘いに行ったら狙ってたみたいで警戒されるかな。疲れているかも知れないし。次に誰にも誘われなくて立っていたら行こうかな」
で、結局誘えない。レッスンで会った知り合い女性とはなんとか踊るもののそれ以外はほぼゼロで、1時間半くらいを概ね3曲ほど踊っただけで帰る事になるのです。
「いやークラブはちょっと苦手かな。ソーシャル・サルサは自分にはあっていなさそうだ。今日いた人達みたいに知り合いがいっぱいだったらまだしもねー」
なんでわかるって?! だから言ったでしょう!? 私はこんな事を3〜4年も続けてきたからです。(それでもなんでサルサ諦めなかった?! 他のサルサ男性みたいにサルサ女性にモテたかったからです(笑) 社会人以降それ以外でモテる手立て・環境が思いつけなかったとも言える)
■解決法:奥まったソファーに座るな
で、解決方法は何か。絶対的な必要条件は題名の通りですね。「奥まったソファーに座るな」 これだけで状況は大分変わります。
なぜなら:
・ずっと立っているのが所在ない
奥まったソファーよりもその場に居続けるのがやりにくい、迷惑そう、いたたまれない。このままならまだ「えいやぁ」と勇気を出して誘った方がマシとも思える?!
・踊り終わりの瞬間に女性を誘える
はっきり言いましょう。誘いやすい優しそうな女性なんて皆大好きです。そんな人はすぐに誘われてしまうでしょう。余って立ってる事なんてほとんどありません。そんな子は踊っている近くで張って、曲終わりに突撃するしか捕まえられないのです。それがやりやすい。
てか大抵余っているのは美人だけどキツそうで上手そうで笑顔でもない女性?! ソファから立ち上がって遠路遥々誘いに行くのはキツいでしょう。初心者時分で誘うにはハードル高すぎる。
■”居場所を変える”だけで大きな一歩前進になる
種明かしをしましょう。皆知り合い同士に見えたでしょうがそんな事はありません。名前も知らず、当日初めて会った人同士も多かったと思います。なのに何が違ったか。踊れている男性は「ソファーに座っていなかった」「座っても1曲まで」だったんですね。誘うポジションがよかった。
そして体験して欲しい。一度でも5人くらい連続で女性と踊ったら、その日は「あーー行ってよかった。楽しかったー」となれるはずです。今までそれしか味わえなかった「なんか疎外感バリバリで寂しかったなー」は無いでしょう。
人間は多様性高く人と関わる事でしか継続的な幸せは感じられないそうです。ソーシャル・サルサはそれを高頻度・高次元で満たす最も優れた遊びだと思う。せっかく踊れる様になったんだもん。ぜひ体感して欲しいです。
◆【12分で解説】橘玲「幸福の「資本」論」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
・人類は幸福は社会資本からしか生まれない遺伝子構造になっている
・小さな強いつながり
・大きな弱いつながり
◆この記事に関連のイベント・アフターレポート:
https://seis-salsa.com/?p=2976
ご意見、ご感想
[…] ーー今回のサルサで思った事ーー 雑記:初心者男性:ソーシャルで楽しみたいならソファに座るな! よかったら読んでね! […]