◆出るのが早い人は多い
今回のテーマは「これさえ出来れば」第二弾、女性のクロスボディの動きについてです。ライトターンの左足前<https://seis-salsa.com/girlsrightturn/6265/>に続く、楽しく踊るのの肝心要の要素ですね。女性はつくづく最初に習う2技が肝心です。
そしてこれねぇ、出来ていない女性多いかな。もしサルサ会場で上級者女性と「まぁまぁ踊ってるけど自分的イマイチかなー」の一線があるとしたら、間違いなくここでしょうね。正直体感少なくない。
もしクロスボディ時になんとなくギクシャクだなぁとか、曲になかなかシンクロして動けないなぁとか言うのがあれば、これが原因の可能性が大でしょう。
◆『本能』が最大の敵
で、まずなぜそうなったか。おそらくその人の運動神経とか勘の良さ、先生に言われた事がすぐに出来る/出来ないとは関係ありませんね。『本能』が邪魔しているのです。
つまり何も教わらないまま動きを外から見て真似をするとしましょう。女性はカウント3でどうしても前に踏み出しちゃいますね。99.99%不可避だと思います。
なぜならカウント3、男性はすでに女性の行く道を開けちゃうのですから。即座に前に行きたくなっちゃうのは仕方の無い事です。性格の良い女性程そうなるかもですね(笑)
◆教わっても戻ってしまう
「そんなに重要ならなんで先生は教えてくれないの?!」
いや、多分ね。先生は教えていると思いますよ。明確にカウント3を言及しなかったかもですが、必ずカウント3では止まる。その形を教えていたはず。
でも上記の通り、それは女性の反射神経から来る本能の動きとは真逆の行為なんですね。だからそれに極めて戻りやすい。レッスンを終えるとね。
人間はどんな不自然な動きだったとしても8回連続で同じ動きをすると、9回目は無意識に出来るのだそうです。そしてそれを毎週ペースでやり続けられれば?! 如何に本能と逆行でも上書きされるのだそうです。「癖化する」らしいのです。
でもレッスン中に8回連続で同じ動きをさせるとか、それこそプライベートレッスンとかでも無い限り出来ませんね。他の人に教える事もある。3回が精一杯じゃないでしょうか。
だからどうしても戻りやすいんですね。次の週には戻っちゃう。なかなか定着しにくいのです。
◆全体の歩幅を小さくすると楽
一つコツがあるかも知れません。それは全体の歩幅を小さくする事です。そうするとカウント3で「両足を揃える」がし易い。どうせすべての歩幅が小さいですからね。これを当面目指す動きとして、ぜひやってみて欲しいです。
で、分かりますよ。ベーシックの歩幅を小さくするのも難しいですよね?! 人間は「####をやって下さい」よりも「####をやらないで下さい」の方が圧倒的に難しい。『歩幅を小さく』は常に注意を向けていないと出来ない。難しいのです。
特に後ろステップね。目は前に付いているので後ろステップの歩幅は見えません。自分では極小にしたつもりでも、意外に大きく後ろに付いているものです。
なかなか厄介ですね。女性には最初に最大の難関が来る、なんても言えるかも知れません。
◆ゆっくり8回繰り返す、をやる
解決法です。ぶっちゃけ男性友達に手伝ってもらうしかないかも。
「ライトターンとクロスボディだけ、超ゆっくりで8回繰り返してくれない?!」
ついでなのでライトターンの左足前も入れて、クロスの両足揃えと共に8~10回連続してやるのです。最初はものすごく注意力を必要とするでしょう。なので超ゆっくり。正確を一番の目標にして。
コツは”間違えてはいけない”です。正解の足順で8回やるから9回目が無意識で出来る様になるのです。ゆっくりでOK。絶対間違えないスピードがいい。8回連続を目指してみて下さい。
◆サルサの上級者な楽しさが体感可能
これが出来ると、の効能です(笑) 自分の動きが突然男性のタイミングときっちりリンクする様になるでしょう。(上級者男性なら)2人一体感のある動きになる。多分今まで感じた事がなかった「通じ合った感」の楽しさが発生すると思います。
「あぁ、サルサってこーだから楽しいんだ!」
突然ピンと来る事になるのでは無いでしょうか。
そもそも上級者はサルサの楽しさの半分くらいを、この「通じ合って動いている感」の楽しさと感じています。ぜひ体感して欲しいなぁと思っています。
◆セイちゃんレッスンで練習出来ます
宣伝をさせて下さい(笑) セイちゃんレッスンでは女性の最初の関門、このライトターンの左足前とクロスボディの両足揃え、かなりしつこくやります。
8回連続に近いくらいで続けますよ。そして毎回それをチェック。認定までに確実に定着してもらえます。
上記の男性友達と練習している的にやれますので、ぜひ試してみて下さいー
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