初心者専門セイちゃんサルサ:つぶやき:人付き合いで1番お得な戦術は”半沢直樹メソッド”である!

Uncategorized

さて、ワケの分からない題名を書きました。結論からいいましょう。これはいい話ですよ!

『人付き合いで1番お得な方法は、最初は必ず友好的に入り、でもその後の態度は相手の出方をコピーする』

■【人はなぜ裏切るのか?】小学生でもわかる・囚人のジレンマのパラドックス【科学・ざっくり解説】


・ゲーム理論で「協力するのと裏切るのではどっちが利益最大か」
 →自分だけ得しよう≒みんなで損をする
 ・「ナッシュ均衡」:自分の利益だけ考えた最適解
 ・「パレート最適」:協力体制によって利益を最大化
・日常生活で1回ポッキリの関係は少ない
・囚人のジレンマ選手権
 ・優勝者「初回は協力、2回目からは相手の行動を真似」
  ・自分からは裏切らない
  ・相手が裏切ったら制裁
  ・相手が謝ったら許す
 ・相手は「やったらやり返される」と学習
 →「お互い協力した方がお得だよね」
 →パレート最適に関係が誘導される
ーーーーーー

私は非常に興味深い内容だと思いました。つまりある程度継続されるだろう人付き合いにおいては、全体的に言ってもっとも有益性が高い”パレート最適”な関係に誘導する事が可能という事です。

で、これはサルサブログです(知ってた?! 笑) よってソーシャル・サルサにおいて1番有益な態度を考えていきましょう。もちろん”パレート最適”誘導を最大化する方法です。

まず初対面。誰でも必ず初対面があります。そこでどういう態度をするのがいいか。間違いなく笑顔で、挨拶をして、丁寧に接し、できる限りフレンドリーに接するべきです。

でもそこで相手が仏頂面、挨拶無視、冷淡に接し、フレンドリーのフの字も見せなかったとしましょう。ここでの最適解は何か。自分もそうする事だったんですね。半沢直樹のようなメソッド、やられた事をやり返す。報復態度を取る事です。

実は私は今まで完全真逆をやっていました。「私のフレンドリー表現が足りないんだ。気に入っていただけるように更に頑張らなきゃ!」 そして更なる気を使って、細心の注意を払って、なんとかその場の雰囲気が好転するように振る舞っていたんです。

でも考えてみると殆どの場合、相手は”裏切り”カードを出し続けてましたね。曲終わりまで冷淡な態度で、そして終わっても「ありが、、、」 殆ど無口で去っていくのです。本当にそーゆー人の場合は(注:本当にはそうじゃないケースが殆どですが *後述)態度がひっくり返った事、ほぼ皆無ですね。私の努力は無駄に終わっています。

でもここで仮に私が相手の態度をコピーしてたらどうだったか。笑顔を控え、挨拶もおざなり、冷淡な態度を取る。ぶっちゃけ周囲の人が私の評価を下げる両刃の剣な方法ではありますが、相手は少なくとも学習したでしょう。

「あ、この人は自分に媚を売る感じにはならないんだな。少なくとも対等な関係性として、自分と同じ態度をしてくるんだな」

ま、つまり学習するわけです。やられたらやり返してくると。で、それが将来的にパレート最適な関係性に誘導される?! 確かにずっと愛想よくするケースよりかは可能性僅かに高まる気もする。

以前私はYouTubeのショート動画で”人気者になる方法”というので「自分を大切に扱わない人には、自分も大切に扱わない」というのがありました。そんなもんかなぁ。そんなのも大切に扱わないと、自分を大切に扱ってくれる人は増えないよなぁなんて思ってたんですけどね。ゲーム理論から言うと真逆だったわけです。

非常に目からウロコでした。そんな話。

ーーー
でも再度書きます。これはサルサブログです。ソーシャル・サルサ場ならではの超重要事項を付け足しておきます。

・初対面女性の仏頂面の8割は失礼なのではない

単に緊張しているだけです。女性は遺伝的に「見知らぬ男性を十分警戒する」性質の人が生き残りました。人間の遺伝子が確立した10万年前から、見知らぬ男性に無警戒な女性はほぼほぼレイプされてきたのです。そうならなくなってきたのはせいぜい直近1000年程度。本能で緊張し、それが仏頂面に見えるだけです。

なのに「ええいこの女失礼だな。パレート最適に持って行く為にこっちも失礼モードで対応だ!」なんてやると単に嫌われて終わります。絶対注意すべき。

・痛いリードをする男性の8割は失礼な男性ではない

いや、気持ちはわかりますよ。パレート最適に持っていくために”失礼なまでに痛い”リード男性は塩対応だと。自然な発想でしょうね。

でも痛いリードってね、意図的にやっている人は居ないのです。原因の殆どは巷のレッスンでの教え方?! こーしてこーしてこーしろと教えるからです。もちろん間違いじゃないとも思いますけどね。でもこーだと人間は力が入る。「抜け」と教えられない限りね。

で私は提言する。男性リードなんてフリだけやって、基本は女性に動いてもらうものなのでは。特に女性が動く所では、男性はいかなる外的入力もしてはいけないと思う。超上手くなったらクロスボディの最初の1カウント分は、ちょっと力が入ってもいいかもですけどね、、、

つまり報復をしないといけない類の”失礼からくる痛いリード”というのは、殆どのケースでは無いのです。

その証拠?!に、女性リーダーの人もだいたいの場合痛いです(^。^;) 無理技もがんがんやってきます。現在のリードのインストラクション方法が極めてそっちに行ってしまいがちという事なのだと思う。それだけなのです。

諸サルサ姐様方におかれましては、それをご理解いただきたく、お願い申し上げたい所ではあります。

・そもそも日本人はパレート最適を良しと教育されてない

武士道の流れからか、日本では自分が従属する目上の人に得になる行動が非常にもてはやされます。で、お気に入りになってエコヒイキを得る可能性をちょっと上げよう?! それがモチベーションとかね。

でも例えば対等の立場の人が得をするといのに、日本人はあまり価値を見出していません。とある実験で「その仕事をすると1万円手に入るが、何もしていない同僚は10万円手にする事になる」と説明すると、日本人は同僚がずるいという理由でしない方を選択するそうです。パレート最適なんてくそくらえ、という国民性なんですね。

なので日本で対面する殆どの人は初対面で笑顔を見せる、丁寧に挨拶をする、愛想を良くする事に、あまり価値を見出していません。「相手が3回くらいやってくれたら、まぁこっちもちょっとは返してもいいかもね」程度に思っている?! これは癖であり、別段悪気がある訳じゃないでしょう。

そこも加味して判断すべきです。「すわ報復」だと人間関係かなりつらい。単に自分が失礼な人となってしまいます。日本では塩対応への報復、かなり出しタイミングに注意が必要です。

・周囲の人に報復態度を見られるマイナスを考慮すべき

で、注意深く判断し、こりゃパレート最適への誘導として報復だとなったとしましょう。でもソーシャル・サルサ場では更に注意。周囲の人もあなたの態度を見ています。そして評価しています。

もし相手がサルサ界でも名の知れた古株とかだったりしましょう。サルサなんて上手くたって人格者かどうかは別の話です。向こうの好みや気分次第で塩対応だってしてきます。でもこっちも合わせて塩対応したらどうか。周囲の人は「###センセーに踊ってもらってあの態度?!」なんて考えるかも。こっちはその人がセンセーかどうかも知らない訳ですが。

要するに相手だけに取ってはパレート最適への誘導の可能性が上がる報復態度でも、周囲からはマイナス印象を植え付ける可能性があります。自分の報復態度は、なるべくマイルドを決め込んだほうがいいでしょうね。ホント、サルサだけの戦略かも知れませんが。

この様にサルサ・ソサエティに限ってはゲーム理論の報復行動、必ずしも最適解とは言えない要素も含まれます
。ぜひ留意して実践していきたいと思います。

ご意見、ご感想

タイトルとURLをコピーしました