サルサ会場で”呑む・喋るだけ”の人
「あのイベントは曲なんてどうでも良いからねぇ」
サルサ友人と話していた時に言われたセリフ、、、サルサイベントで曲がどうでもいいってどーゆー事?! 私なんて行くか行かないかの判断は曲9割ですけどね。(だから新宿ラテンナイトとか一曲入魂ダンサー選曲回とか、絶対行っちゃう訳)
でね。これを詳しく聞くとこーゆー理由なんです。
「あのイベントに集まる人はまぁそーーーんなに踊るってか、呑みに集まっているんだよね。皆お酒差し入れで持ってきてさ。飲み会やりたいんだな」
んーーなるほど。それはそれで楽しいか。要するにホームパーティに近い?! イベント会場で集まって皆で飲んで、まぁサルサは掛かっててって感じ?! 踊るのは偶ぁに。話の流れで踊り方とかの話題になった時とか?!
で思う事。確かに私もリアル・ホームパーティではこれと同じですね。自宅に友人を呼んで、お酒持ち寄って、料理出して、サルサ掛けて、、、うん状況全く一緒。楽しいか、、、楽しいね。間違いない。まそーゆー楽しみ方もあるんだろう。
でもね。私の場合はそれが全てのサルサの関わりとなるとちょっと無理かな。やっぱり踊りたくなっちゃう。曲聞いてるだけで、飲んで話して、でほんのたまぁに、その日3曲くらい踊るとかつまらん。つまらなすぎる。やっぱ踊るのって比較して楽しすぎる。(私のホームパーティは最後に必ず踊りに行っちゃうしね。酔っ払うと「踊りた病」が止まらない(^。^;))
なぜ呑むだけ・喋るだけになってしまうのか
そして考えた。なぜそうなる層が居るのか。わざわざサルサ場に来て、でも呑んでるだけで概ねOKとなる人が出てくるのか。そして独断と偏見で予想を書きます。おそらくその層の8割は「ソーシャルを踊る決定的な技術が欠けているからでは無いだろうか」
(2割は誘い誘われが精神的に、決定的に受け入れられない人。と睨んでいる(笑))
男性パターン1:技の数珠つなぎが出来ない。
つまり曲がかかると、その半分位かそれ以上でベーシックになってしまう。これね、精神的にめちゃ辛いよね。
「あーーなにかやらなきゃ。でも曲に合わせるとかで頭いっぱいいっぱい。何習ったか全く思い出せない。どーしよどーしよ。あーーー相手女性もつまらないそうな顔になっている。なんとかしなきゃーーーー」
これでやっとこさ1曲やり過ごして次、誰か誘おうなんて思わないよね。よっぽど知人女性に「おどってー」とか強く言われない限り。で、強く言われたとしても「いやぁーボクなんて全然踊れないよ?! それでもいいの?!?!」なんて断るくらい。
一応習ってはいるでしょう。でも数珠つなぎは違うスキルだよね。数珠つなぎの練習しないと出来ない。そしてこれを練習するレッスンは世間にほとんど無い(と勝手に思っている) つまり、仲間内で呑んで話しているだけの方がよっぽど気が楽な訳。で、それが出来るイベントに集まる事になる。仲のいい人達は居るんだ。サルサは媒体でしか無い。
男性パターン2:リードパワーが強すぎる
でも数珠つなぎまでは出来る男性はそこそこ居ます。自分でそこまでスキルを昇華させました。多分ね、3年はレッスン通ってるね。そしてレッスンで欠落した「数珠つなぎ」を、自分でなんとか克服したタイプです。でもやっぱりソーシャルでは楽しめないパターン。
なぜならリードパワーが強すぎるからです。と、踊る相手はいつもいつもちょっと困った顔というか、とにかく笑顔にはなってくれ難いです。だって痛いんだもん。当たり前だよね。
それでなくてもパワーリーダーは断られやすい。よっぽど有名なインストラクターとかなら痛くても「私が悪いのかも」なんて思ってもらえる。誘って受けてもらえるでしょう。でもやっとこさ数珠つなぎまで昇華した人、有名なはずがない。で、一回踊って痛かったら?! 次は女性は断るでしょうね。考えてみれば当たり前。
これの1番難しい所は、男性は自分がパワーリーダーであるかどうか絶対に分からないという所です。自分が相手にどんなに痛い思いをさせているか、自分自身だけでは絶対的に感知出来ません。しかも当然ながら痛めつけている意図もない。と状況はこうなるのです。
「一生懸命やっているんだけど、だいたいの女性はつまらなそうな顔をして踊る。そして次誘うと断られる率高い」
うん、誘えなくなるね。一方喋るだけなら女性も結構フレンドリーに接してくれる?! そりゃもぉ踊らないでしょう。それより美味い酒でも差し入れして、一緒に会話&呑みに徹した方が楽しい。
男性パターン2-1:持ち技が無理ゲーすぎる
これまた皮肉な結果ですが、パワーリーダーの8割はやろうとしている技は無理ゲー過ぎると思われる。それパフォじゃね?! みたいな技”ばっか”やろうとするんですね。だから女性は余計に痛い。
で、これの原因はこの男性は鈍いからでも性格が悪いからでもありません。申し訳ありませんが受けているレッスンのせいでしょう。出ているレッスンの課題技が、無理ゲー系なのです。女性が「次に何がくるか」事前に知ってないとほぼ出来ない技、という意味です。
じゃぁなぜ巷のレッスンは無理ゲー系の技になりがちなのか。これはねぇもぉ仕方ないでしょうね。先生のせいですら無いと思う。構造上の問題。『そうしないと先生はショバ代払えないから』だと思われる。
なぜなら現在の人口動態&経済状況からいって、「初心者でも出来るシンプルな技を教えます」といっても人が集まらないからです。お金に余裕が出てきた独身男女、今どれだけ日本にいますかね?! ほぼ消滅したんじゃなかろうか。。。
なので先生は既に上手い人対象に華麗で華美な技を紹介する以外、会場費をペイするまで人を集める事は出来ないのです。で、偶に根性のある未経験者・初心者がそのレッスンに喰らいつく。3年経つ。数珠つなぎで無理ゲーばっか出すパワーリーダーが出来上がるのです。そして女性には嫌われる、、、
うん。出来れば呑んで喋った方がいいよね。間違いない
女性パターン1:ライトターンとクロスボディが出来ない
いや、動きは知っているんだな。熱心に習った期間もあるでしょう。でも女性にはレッスンの最初に一歩に1番難しい所が出てくる。私は自分のレッスンでは『ライトターンの左足前』と『クロスボディに両足揃え』と言っているんですけどね。これが出来ない。
なぜ出来ないか。形は簡単なのです。なので曲じゃないレッスン中は出来る。でも曲になると出来なくなる。「曲での動き出しタイミング」が出来ないからなのです。
そしてこれがやりにくい原因は本能にあると思うんですね。「あ、次はこの技だな。うごかなきゃ!」と強く思っちゃうんです。そして本来スタートするより大分前のタイミングで、その様に動き始めちゃうのです。
で、それが早く動き出しちゃうとどうなるか。曲のカウントと全く外れた動きになります。男性の「こう動くつもり」とも大きくズレます。で、そのズレから毎回グラッとなる。「ん?! この瞬間って何すりゃいいんだ」の時間が出来て困惑する。男性が踊りにくそうな顔をする。。。
特にダンスなんて「第三者が奏でたリズムに自分の動きを合わせる快感」を楽しむものです。コンサートで自然に体がタテノリしたとかない!? アレがダンスの楽しみ方の基本なのです。心がワクワクするというか、そーゆーのを味わうもの。
でも『ライトターンの左足前』と『クロスボディに両足揃え』が出来ないと、これは一切味わえません。おそらく「なんでこんなに苦労して相手に合わせて動く必要があるんだろう、、、」なんて思っちゃってる女性も居るでしょう。しかも相手は踊りにくそうな顔をする?!
そりゃ呑んで喋るだけがいいね。無理もない。
で、更に思う。ここを教えるレッスンって無いよね。少なくとも私は遭遇した事がない。形だけ。曲の時に早まると「自分で勝手に動かない」とか言うだけ。フォローなんて本当は”勝手に動いて”いるんだよ?! 男性が50kgくらいの女性を100%動かしている?! そんな訳無いもんね。
でも教えない。多分先生も半分くらいは気づいていないかも?! これが原因で踊りづらくなっている女性が居るって事。。。(^。^;)
サルサ技術の”最初の方”が欠落!?
つまり私が思う事。踊るより呑んで喋る方がメインな人は、サルサ技術の最初の方が決定的に欠落している可能性が高いのです。でも3年もレッスン行ってて、そこから「超ビギナーレッスンでーす」といって参加する?! しないよね。つまりここでスタック、出口がなくなってしまうのです。サルサは呑んで喋る所、踊るのは心労だ、になってしまう。
解決方法、提示出来ますよ。サルサ技術の最初の方をやり直す事です。初心者レッスンに出続ける。でも難しかろうね、、、本人達は単に「才能が無いから仕方ない」と思っているんだろうから。本当はそうじゃないんだけどね。
ps:その他の問題?!
男性の場合は他にも「曲カウントに合わせられない」や「相手女性より圧倒的に技術的上位に立てないと自信もって誘えない/踊れない」というバイアスもあります。こう考えると女性より男性の方が圧倒的にソーシャル楽しみにくいファクター多いですね。
でも代わり、女性の『ライトターンの左足前』と『クロスボディに両足揃え』はめっっっっっっっっっっっっっちゃ難しい。バランス取れているといえば取れている?!(^。^;)
psps:セイちゃんサルサで解決可能
セイちゃんサルサでは「圧倒的に技術的上位」になる様には教え(られ)ませんが、男女とも上記を確実に解決させられます。条件は毎週1回レッスンに来ること。それを2ヶ月(8回くらい?!)続けてもらえれば、そこから一歩抜け出せると思う。
もし良かったらぜひ一度チャレンジしてみて下さい!
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