「初めて行くのは怖いですよー」
これは私の生徒さんから出てきた言葉です。そりゃそうだよね。私もめっちゃ怖かった。だから習ってから3年間、いっっっっっっっっさいクラブになんか行かなかった。
今にして思うと何が怖かったのか。あまりはっきりしたイメージ無いんですよね。会場入って、でも誰もが私を無視してて(←当たり前だけど)、全然溶け込めなくて、女性を誘おうにも客は全員知古の仲の様で誘える雰囲気じゃなくて、、、
「ぼんやりとした不安」
芥川龍之介の自殺の理由みたいなものですわ。なんとなーく気が引ける。なんとなーく怖い。だから、行か(orけ)ない。
そして更に考えてみる。サルサ・レッスンもそうでしたね。ぼんやりとした不安から、なかなかレッスン場に入れない。私なんて会場場所を3度も下見して、やっとエレベーターに乗りました。上がっていく最中は「もぉ死んでもいいや」みたいな心境。戦場に行くわけじゃないのにね(笑)
でもそうやって私の人生は切り開かれました。今サルサの無いのは考えられません。半分以上、生きる楽しみを欠落したでしょう。
さてこのサルサ・デビューのぼんやりとした不安、どうすれば解消できるか。ほとんどのサルサ人はそうだったろうな。「仲間と一緒に行く」しかないでしょう。
私の場合もそうでした。一人では絶対前に進めなかった。何年経ってもそうだったでしょう。レッスン場のオトコで終わっていたはずです。でもある時クラスの同級生が一緒に行こうと言い始めたのです。
そして私はイヤラシイ男ですわ(^。^;) その中に私より明らかに出来ない男性が混じっていたんですね。彼はペルー人で腕に関係なく前からサルサクラブに出入りしていた。あの頃のサルサ・クラブの従業員は9割がペルー人だったから。お友達に会いに行く的なんですね。
でも私は思えたんですよ。「彼が行くくらいなら私が”出来ない”から”バカにされる”という事でも無いでしょ!」 他にも気立ての良い美女3人が一緒だったというのもある。レッスンでよく組んでいる相手。その3人と踊るだけでもいいんだから。
はい。私は石橋を叩いたくらいじゃ渡りません。ICBMでも吹っ飛ばしても壊れないと分かってから一歩を踏み出します(笑)
そして上手くなって、自分でレッスンなんかも始めてみて。やっぱり生徒さんも同じですよね。初めてのサルサ場なんて怖いのです。
ぶっちゃけ私のクラスなら毎週欠かさずやれば『ソーシャルで踊る』は3~4ヶ月で到達できる。でもそんなの本人は知らない。周囲のセンパイは明らかに自分より上手いだろう。2倍も3倍もね。と、ぼんやりとした不安が湧き上がる。なかなか行けない。(必ずしもそうとも言えないケースも多いのですが)
なので私は自分が遊びに行くとき「引率しますよ!」とアナウンスしています。流石に先生夫婦が揃って一緒に行ってくれるなら「まぁ責任は取ってくれるでしょ」なんても思ってくれる?! もちろんそんなに責任も取れないですけどね(笑) 良きお知り合い数人をご紹介するとかはやっていますが。
前回行ったセレクト・サルサ、セイちゃんサルサ関係の人が沢山来てくれました。現役生徒さんもOB/OGもね。サルサで人生楽しくなっている人が増えてくれると幸い。そして、その様になっている人も出てきているでしょう。
ソーシャル特化型なサルサ・インストラクターをやらないと分からないかもな。リアルにね、泣けるんすよ。ウチの生徒さんが踊っている相手を笑顔にさせているシーンとかね。
●●●ーさんとか●●●さんとか、●●ちゃんとかねーよく泣かされたわ。夫婦して影ながらね! 素晴らしい。皆様よく努力した!
今回沢山生徒さんがソーシャル遊びご一緒してくれたので書いてみました。
以上
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