■”いるべき場所”は非常に重要
私はこれを「いるべき場所」と表現しています。その他も融合して「居るべき場所、向くべき方向」とか言ってますね。でも今回は特に場所にフォーカスします。女性は踊っている最中どこに居るべきか、非常に重要な要素だと思います。
なぜならリーダーはそれ前提にリードをしている所があるからです。これはねぇほぼ地域差無いですね。世界共通?! 不思議なまでにですね。
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ちなみキューバン・サルサはこの限りではありません。もちろん多分定形のポジショニングはあるでしょう。それもOn1・On2とは比べ物にならないほど高度な要素でね。ここではOn1&On2に限定します
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■留まる場所とその間の移動”だけ”
そして私の思う事。フォロワーの位置状態は、概ね2つに分類されると思います。『留まる場所』と『移動中』。つまり”その場に留まる”時と、”最初に男女が組んだ時の男女を結ぶライン上(まっすぐライン)を移動”する時があるんですね。逆に言うとこれ以外は”無い”。
で、『留まる場所』は2箇所です。クロスボディのカウント1の時と7の時の位置ですね。そこ以外はまず留まりません。多少例外はあるかも知れませんが、キャリア10年オーバーの私には思いつかない。それくらいここだけです。
で、今度は移動。これは少しの例外を除くと概ね3カウントで留まる場所2点間を行き来します。それ以上時間をかけて or 以下の時間で移動する事はありません。Again、キャリア10年オーバーの私でこれ以外の動きはかなり珍しいかな。ほんの僅か。そんな印象。
■留まる位置がブレない、が重要
そして今度は割合です。正確に測定した事はありませんが、私の体感だと「留まる:移動」=8:2くらいが平均なのでは。例えばライトターン直後にクロスボディをした時ってこの割合ですね。
もちろん技巧者みたいな人は5:5、もしくはそれ以上に移動させる人も居ますが。私も「すげー」とは思いますよこんな踊らせ方。
でもそこまで忙しくさせちゃうんだ、、、なんてねも思ったり。女性ウケどうかな?! いたずらに移動ばっかは女性疲れちゃいますよね?!(^。^;)
ま、とにかくです。踊っている最中の割合が比較して多い”留まる場所”、ここの安定が特に重要なのは分かってもらえたと思います。位置がブレない、非常に重要だと思います。
■クロスボディが最大の鬼門
で、その留まる場所がずれる原因です。顕著な物は概ね2つあると思います。
1つがクロスボディ中。On1でいうカウント3で前に出ちゃう事です。本当はカウント5,6,7の3カウントで移動して欲しいのです。逆に言うと3はまだ留まってて欲しい。なのにキャリア~5年くらい、前に出ちゃう人多いですね。
おそらく男性が3で脇に避けるので「前に行かなきゃ」と思っちゃうのでしょう。優しさや細やかな配慮が仇になったパターン!? クロスボディはこのあたり、難しいですね。
■その他の留まる場所がズレる所
もう一つはカウント1の後ろステップ。どうしても大きくなっちゃう。これは男女共通ですね。でフォローの場合一番の問題は、後ろステップが大きいと留まる位置が後ろにブレちゃう事です。
と男性は「あれ、女性との距離が予定以上に開いちゃった。ちょっと詰めないと次の技掛けられないな」となります。で、自分の立ち位置も微調整。それが繰り返されると2人の位置がグズグズと不安定になっていく。
カウント1の後ろスッテプ、本当に難しいですね。なかなか小さくなりません。ペアで踊ってる最中は相手の動きを見なきゃいけないから、目視確認とか絶対に出来ないですしね。だからビデオとか撮られると愕然とするのです。「うわ、後ろステップでけー!!」 サルサあるある。
その他ライトターンの最後がぐらっとくる、フリスビー最後が止まれないで「おっとっと」?! このあたりも立ち位置がずれる所かなぁ。キューバン転向女性はクロス直後に左にズレていくという、特殊なものもありますけどね。
■練習方法:正確にゆっくり→徐々に早く
練習方法です。まずクロスボディ。カウント3で両足を揃える所からやってみて下さい。とにかくカウント3時の右足が前に出ない。左足と揃えるのがいいでしょう。
本当は逆に後ろに残すくらいの動きがいいのですが、最初は揃える方が分かりやすい。ゆっくりなカウントからだんだん早くして、カウント3で前に出ないのを癖にして行って下さい。
とにかく「理想の動き」を連続して成功させるのがコツです。なぜなら人間は8連続やれると癖になっていくのだそう。
つまりオススメ出来ないのは:
正解→不正解→正解→不正解
な練習法。癖になりません。
正解→正解→正解→正解→正解→正解→正解→正解→
を目指すのが良いでしょう。
なので最初は超ゆっくりがいい。とにかく正解を繰り返せるようにやる。で、だんだん早くしていく。不正解の動きを一切挟まないで、8連続以上を目指すのです。
後ろステップも同じ事をやってもいいかも。一連の動きの中であまりに頻度が高いので難しいかもですけどね。
■「その場に留まるぞ」な気合?!
もう一つは気合?!(^。^;) 「その場にとどまるぞ」の意識ですね。それだけに集中して1曲やり切るとかどうでしょう。
相手男性に簡単な技だけにしてもらい、ゆっくりとした曲で踊り切るのです。多分終わる頃には多少の癖になっていると思われる。
難しいのはそんな練習に付き合ってくれる男性の調達です(笑) でもまぁ男性も頼まれたら!? 一曲くらいなら全然喜んで付き合うと思いますよ。何しろ美しいあなたが頼んでいるんだから(←点数稼ぎ)
■上手い男性が女性に求めるものは初歩的な事
女性はサルサで楽しくなるのは男性よりも若干大変かもです。なぜなら”上手い男性”に誘われるかどうか、これが非常に大きなポーションを占めるからです。
で、上手い男性が誘う女性。何度も書いていますが若い、美人、上手いはほとんど関係ありません。笑顔でやる気だして踊る+「一定程度の踊りやすさ」があるかどうかだけです。その”一定程度”は、すべて上記のような初歩的な部分です。
すっごいスタイリング噛ませられるとか、激ムズな複雑技をフォローが出来るとか、ほぼ関係ありませんね。確信を持って書きます。じっくり練習すれば「誰でも出来るようになる」部分。
ぜひチャレンジして欲しいですね。
■セイちゃんサルサではこちらをしっかり練習します
宣伝です。セイちゃんサルサではこちら、しっかりカリキュラムに入っています。。上級の後半あたりかな。特化してやります。
通常のレッスンってこれ特化でチェックしたりするのかな?! 私が受けた中ではありませんでしたね。もちろん32~64カウントのルーティン中にズレていったら「ここでズレないの!」という指摘はしてくれるでしょうけどね。
でもそれほど重視しないかも。それよりも手足の動きはどうだ、、、じゃないなかなぁ。あるいは抜けている人も多いか。気になる人はぜひセイちゃんサルサでチェックしてみて下さい。
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