久々にシリーズ復活。忙しすぎて仕事サボって書けないー(T_T)
■踊れる様になってからの悩み
この問題の対象者は今までとは違うかな。本人の中で「初心者はゆうに脱している」と自覚している男性です。でも思う。「なんか上級者女性には、よくシラーっと踊られるんだよなぁ」
実は私も何年もそうでした。隣で踊っている男性、腕前や技種/数はそう変わらないんですけどね。でもその人とその上級者女性は楽しそうに踊る。
でも私が誘うと一応は踊ってくれるけど終始うわの空。目線も一切合わせないし無表情。踊り終わった時の挨拶もおざなり。もし誰でもそうしているなら気にならないんだけどね。
ショック?! 私はショックです。で、敏感な人は誰でもそうでしょう。そしてそれは良いことですよ。なぜなら持論、敏感でないと相手を思いやるリードなんてしないから。
よって私と同じ人、将来会場のモテ男になる素質があります!(笑) 喜んで悩みましょう!
■原因は手の動きが大きすぎる
で、じゃぁなんでその女性は自分と踊る時だけノッてない感じになるのか。沢山の原因が考えられますね。そもそも知り合い男性以外とは笑顔は見せないと決めてる様な人もいる。
でももし自分の所作でそれが改善されるなら?! 違いは大きいですよね。そんな事を思った時は注視して欲しい。「私の手の動き、大きいかもしれない」
このケース、個人的に少なくないと思っています。てか、かなり多い?! 「惜しい」って思いますね。あと半歩進めば隣の男性と同じ様になれるのです。是正されれば多くの初対面女性、笑顔も引き出せるのではないかと思います。
■通常のレッスンでは「そうなりやすい」
で、まずなぜそうなったか。その原因から考えて行きましょう。そして言いたいのです。
「あなたのせいではない!」(またかい!!)
手の動きが大きくなるの、あなたが運動神経悪いからでも、習った事が出来ていないからでも、不真面目で練習不足だからでもありません。「そんな事習わないから」です。そしてもっと言いましょう
「何も知らなければ手の動きは大きくなるのが自然」
つまりほとんどの人はそうなるのが当たり前なのです。そこからめっちゃ研究する人か、めっちゃ楽に踊ろうとするナマケモノか(笑)、そんな人だけが是正される癖なのです。
仕事でも究極のナマケモノは究極に仕事出来るよね?! ナマケモノ/何に対しても省エネを追求する人って優秀なのです。サルサも一緒。私はそう信じています。
■手の動きサイズは指摘されにくい
「そんなに大事ならなんて先生は教えないの?!」
私も教えている身です。ここが抜けていた過去も随分あります。反省していますよ。でもだからこそ!?、抜けちゃう気持ちもよく分かる。言い訳を言ってみますね(笑)
なぜなら男性はまずレッスン中の技の形が出来る様にならないといけないからです。でないと一緒に出ている女性は練習になりません。
そしてそれに苦戦すると?! 先生はそれ以外を指摘する余裕がなくなっちゃうんです。「手を振り回さないで下さい」は、往々にして抜けちゃうんですね。
逆に手を振り回されても一応女性は練習になります。構造上どうしても形が出来ない男性へのレクチャーに集中&時間切れ。それが繰り返されるんですね。
しかも巷のレッスンのほとんどは毎週違うルーティンを練習します。毎回男性に形を教えるので精一杯になっちゃうでしょう。と踊り全般での重要事項は抜けやすい。
力を入れない・掴まない。女性との距離。そして手の振り回し。指摘が抜けがちになるのです。
■スイング・ゼロで踊ってみる
練習方法です。思い切って手のスイング全てを、一旦止めてみてはいかがでしょうか。「相手の手の位置をほぼ動かさない」 これに徹するのです。意外にこれでも女性はフォロー出来ます。ご安心を(笑)
多分最初は踊っている気分がしない?! 「こんな素っ気なく動いて相手は楽しいんだろうか。退屈しないか」なんて思うでしょう。でもとりあえずやってみるのです。
タネ明かしします。女性は自分の手がスイングされないのを、退屈とは1mmも思いません。フォローができるなら如実に体感出来るでしょう。出来ないなら私を一旦信じてみて欲しい。(出来るなら誰か知り合い男性にノースイングをやってみてもらって下さい。99.99%気にならないはずです)
■スイング弊害:女性が先を読みにくくなる
逆にぶりぶり手をスイングされると?! 女性はどう踊って良いのか分かりにくくなります。なぜなら女性は直前の男性の動きで、次に自分がやらなきゃいけない動きの8割を読みます。
嘘だと思うなら女性に目隠しをして、離れた所から捕まえてのクロスボディしてみて下さい。まず間違いなく出来ない。事前の動きで「クロスボディだな」と、目視で察しているのです。察して動いてくれているのです。
よって手を大きくぶりぶり振り回されると?! 次の読みがしにくくなるんです。スイングしない方が、実はよっぽど踊りやすいのです
■スイング弊害:乱暴だと誤解される
というかスイングが大きいとそれに振り回され、バランスを崩されそうな気がします。スピンやターンがやりにくい!? 危ない?! 大げさに書くと恐怖でしかないのです。
というか如何に力抜きリードが出来たとしてもパワーリードに感じやすくなります。ぶりぶり腕を振り回されるとね。
「やだなぁこの人と踊るの。下手すると転ぶかも?!」
それでも笑顔で踊れるものでしょうか!? まぁ難しいよね。真剣な表情で、転ばされないように警戒しながら踊るでしょう。
■スイング・サイズ、チェックします!
宣伝です。セイちゃんレッスンでは最近これを強く指摘し始めました。前も少々はしていましたが、「力さえ抜けてればいいかな?!」なんて思っていたんです。
というか以前ぶりぶりに振り回す人がいて、それを治してもらったら段違いに踊りやすくなったのです。圧倒的に好感度が違う。それ以来スイング大きい人、是正してもらっています。
おそらく上級技まで終わった段階、認定直前にこのあたりを集中的にチェックしていくと思います。指摘されない場合は問題ない範囲。まぁちょっとはね、スイングあってもいいかとも思いますし。
程度の問題ですね。大抵の人は思ったのの1/10で丁度良いって感じではありますが。
ぜひ一度セイちゃんレッスンに来てみて下さい。経験者で上手い人はすぐにでもこの辺り、チェックに入らせていただきます!
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