■”あたりまえ”では終わらない問題
これ、どういう意味か。男性の力を”あて”にして踊っているという事です。てかもっと正確に書きましょう。「男性のリード最中の力を想定し、それにプラスアルファする形で自分の力を出して動く」
「何それ、あたりまえじゃん」
うん、そうですね。私的には「残念ながら」という枕詞も付けさせていただつつ。あたりまえの人、多いかも知れない。
でもこの踊り方の女性、おそらく”超ソーシャル上手い男性”には誘われづらい事が多いと思われます。なぜならその男性達、概ねリード最中の力を入れないからです。イコール女性が動いてくれない?! 男性は「この人なかなか動かないなぁ」と感じしてしまうのです。
■原因はパワーリード男性と教わり方
で、なぜそんな女性が出てくるか。まず考えられるのは”リードに力が入る男性”が多いからでしょうね。もはや鶏と卵。リードに力を入れる男性が悪いのか、それともその力が入るのを前提とした動きをする女性が悪いのか。。。
でもこの議論をする前に”超ソーシャル上手い男性”は引いていきますね。どっちが悪いか問題なんかよりこっちの方がずっと問題(^。^;) 女性のこの癖、なんとかした方が良いでしょう。
そしてもう一つ大きな原因として、インストラクターさんが女性に「自分から動かない!」と教えているというのもありますね。それについてはこちらを確認下さい。
https://seis-salsa.com/followshouldmovewithselfhelpefforts2/5620/
簡単に説明するとよくインストラクターさんが女性生徒さんに言う「自分から動かない」は、正確には「動くタイミングが早いand/or 動きが間違っている」というもの。フォローとは、そもそも女性が自分の筋力を使って9割動くものだというのが私の説です。(詳しくはぜひ上記URLで)
■上手い男性が誘わない理由
そして”超ソーシャル上手い男性”、おそらく99%は「軽いフォロー味」の女性を好みます。てかそれ以外はやりたい事がうまく出来ない、踊れない、くらいになっているでしょう。
ので困るのが「ギュッと引っ張られる」系のフォロー味。やりたい事の実行にやたら力が要るのです。疲れるのです。出来ないのです。
ま、そーなると選べるのなら誘わないよね、、、そして更に困る事は”超ソーシャル上手い男性”、ファンは沢山いるのです。常に選べる状態。なので軽いフォロー味の人ばかり誘っちゃう。
だからそうじゃない女性は誘わない。そーゆーメカニズムになっているのです。
”超ソーシャル上手い男性”は残酷です。若いとか美人とか、踊る相手の条件としては全く考慮に入れません。考慮するのは1番2番が踊る気があるか&カウントに合うか。そしてその次が「フォローが軽いか」
よって「私がおばあさんで美人じゃないからあの人は誘ってくれないんだ、仕方ない」は完全な認識間違いです。純粋かつ残酷、”腕を磨け”となってしまいますね(^。^;)
■解決法:予測精度と”自分で動く”
解決法です。2つの要素があると思います。
1.On1でいう1,2,3の動きで次の技の予測精度を上げる
ぶっちゃけ技の開始部分の予測だけ合ってればOK。私のレッスンで言う片手クロスボディとバックストップは開始はほぼ同じですが、その後の違いは5,6,7中で十分に対応可能出来ます。
2.リーダーに圧がかからない様フォローする
リーダーがやって欲しいタイミングにピッタリで、
リーダーがやって欲しい動き幅にピッタリで、
リーダーがやって欲しいスピードにピッタリで、
自ら動く様にしてみて下さい。
外から見るとあたかもリーダーに引っ張られて動いている様に見えますが、実はリーダーは常に「暖簾に腕押し」状態になっている。これが理想の状態です。
これを私は「リーダーに圧が一切かからない」と表現しています。
■練習方法:反復練習で安定
次は練習方法。1.は簡単ですね。経験です。
もちろん男性によって、及び男性の腕によっても少々ニュアンスが違ってきますが、「次の技はこれ系だろう」程度は事前の男性の動きで98%予測可能です。
多分ですがシンプル技(セイちゃんサルサでの上級技まで)を咄嗟に出されても対応出来れば、おそらくどこで踊ってもほぼほぼ対応出来るでしょう。”超ソーシャル上手い男性”に敬遠される事は無くなります。
2.はちょっと大変か。残念ながらこの課題特化&落ち着いて、反復練習する必要がありそうです。もう一度書くと:
リーダーがやって欲しいタイミングにピッタリで、
リーダーがやって欲しい動き幅にピッタリで、
リーダーがやって欲しい動きスピードにピッタリで、
自ら動く
書くと難しそうですが実施は意外に簡単です。特に開始部分は楽勝。感じを掴めばすぐ出来るでしょう。難しいのはOn1でいう7,8,あたり?! つまりスピンやフリップ直後が安定出来るかですね。
そしてこの克服もちょっと難しい。レッスン1回行ったから出来るってもんじゃぁ無いかもです。曲で踊る、反復練習が必要でしょうね。
特にスピン最後が戻りきれてない人、多い気がしますね。(回り過ぎちゃって不安定な人もいるけど少数派) なので次のカウント1が鈍い、「フォロー味が重い」と感じられてしまいます。
今のところ私は女性の筋力量(体幹?!)とかよりも、スピンの開始タイミングとかが問題かもと思っています。微調整で抜本的改善が可能な気もします。
「リーダーの力が必要」と思ってた女子、よかったらセイちゃんサルサに来てみてね!
ps.リード理解に力は関係ない
「そんなリードじゃ分からないわよ。もっと力を入れないと」
なんて意見してくる女性も居ました。でも私のセオリーが正しかったとしたら大分違う事かもなぁとなりますね。次の動きを予測するのは力と関係ない、8割はOn1でいう1,2,3時の男性のゼスチャーで決まると思います。
多分注意して男性1,2,3の動きを見れば、次のリードは予測出来るんじゃないかなぁ。そしてそれに則って自分で動く。これが私の推奨です。
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