「言いつけてやる!」
なんの事かと思うでしょう。ま、詳細はやめておきましょう。とにかく私の知人の女性がすっげー可愛かったのです。可愛いくなる様努力をしていました。効果抜群すぎ、、、
そんな事を発端にした話です。
■私の”良い事は言う”活動
私はサルサで可愛かった女性には「かわいい」と伝える様にしています。もちろん本当に可愛い場合。そして私が言っても気分を害さない人限定。どうやって害さないと見分けてるかって?! ま、親しいかどうかだよね。それだけ。
でももー少し話すとそーゆー事言って大丈夫な人ってわかるよね。なんていうか、心の健康度が高いというか。たとえばどっかの薄らハゲが「かわいい」と言っても余裕で流してくれる系?! ちょっとしたらすぐ不機嫌になったりとかじゃない精神的安定度。
私が殊更女性を褒めようとする理由の詳細はこちらを見てね
雑記:ピロポ(女性を褒める)のススメ
最近は嬉しいですね。言っても良い相手が増えてきています。どんどん増やしたいですね。
■セイちゃんレッスンでは「褒める」練習時間があります
で、私のレッスン。ホント変態だよね。最後2曲を全員で順繰り踊るのですが、男性には相手女性に「かわいいね、と言ってください」と頼んでいます。うん、強要です。パワハラこの上ない(笑)
でも上記URLのパパ曰く、言えないと男性はつまらない人生になる。女性も受け取り上手じゃないと損をする?! その練習の機会なんて日本ではまず得られない。本当に虫唾が走る人以外は、まぁ付き合ってやってくださいよと。そんな気持ちでやっています。
「言葉ケチ」という言葉もありました。多分出所は江原啓之さんだったかな。現代人は特にプラスのことについて、「言葉ケチなんだ」とのこと。「ありがとう」「うれしい」「おいしい」「すてき」 そのあたりを務めてあまり言わないんだって。そしてそれが人生を難しくしているって。
なんだろうね。自分ばっかりそーゆー事を言う努力をして、相手は全然言おうとしないってずるくない?! とか思っちゃうんだろうか。特に昭和では「簡単に褒めるとそれ以上の努力を怠る」なんて堂々と言う著名人もいた。(経営者、野球監督とか) 私はますます努力するとも思うのだが、、、
本当は褒めるとか、実は自分にとってお得なんだけどね。オキシトシンが分泌されて「気持ちいい」 相手のために言う事でもないとさえ言えるかも。
■慣れてない事は、良い事でもなかなか出来ない
で、冒頭の言葉に戻るわけです。実はすぐ近くに私の生徒さんが居たんだな。彼にも「かわいい」と言わせようと。何事も練習!? レッスン以外では近年言っていないだろうし(と決めつけてみた(笑)) 彼女を連れて彼の前に連れて行ったのです。
「●●●ちゃんこんなにかわいくていいのか?!」
ちなみ彼女は数度全く同じ事をやられているので、単なるネタと知っています。行き先は2回とも奥さんでしたけどね。今回は生徒さん。彼女もちょいびっくりしたかもなぁ。
でもその後の状況は私の想定ではなかったです。彼は軽くうなづくだけ。言葉は一切出ませんでした。ちょっと唖然とした様な感じ?! ま、いきなりそんな事言われたらびっくりするかぁ(^◇^;) 間違いなく人生で初の事だったろうしねそんな戯れ方(笑)
とにかく彼は押し黙ったままでした。そして次の曲を彼女と踊り始めました。まぁそんなこんなで絡んじゃったし、だったらこの曲踊りましょうか、的。
■「褒める」は割とハードル高い
でね、その後事情徴収したのです。彼の隣に立って話しました。
「何にも言わなかったですね。彼女可愛くなかった?!」
「いや、すごい可愛かったですよ」
「だよねーじゃあかわいいって言わなきゃダメじゃん」
恐ろしいほどパワハラなサルサ先生(笑) でもわかったのです。褒めるとか、いいことを言うとか、これって結構できないことなんだなと。日本人だけか、世界中そうなのかは判然としませんが。。。
「いやーなかなか言えない事ですねー」
彼はちょっと苦笑いしました。言うだけなんですけどね。でも日本では本人に向かってあからさまに褒めるって、ほとんどやる事ないですもんね。人生初のチャレンジってくらいだったか?!
言葉に詰まると言うか!? 言ったらいいんだろうなぁと分かってても出来ない。脳と口に強烈なブレーキがかかるのでしょう。気持ちは分からんでもない。。
■楽しい人生は実はすぐそこ:「軽率な半歩前」癖
結論。例えいいことだと理解していても、&プラスばかりでマイナスはないと分かっていても、普段慣れてない事はなかなかできないんですね。なので出来る様になりたければ、それの練習って必要なのかも。例え「言う」ってだけの事でもね。
でも女性を褒めるという場合、もっと言うと女性を誘うのと似てるかも。「軽率に半歩前まで踏み出しちゃう」癖?! そんなのが功を奏すのかも知れません。勢いで言葉が出ちゃうみたいな?! 口端から漏れちゃった的?!
そんな人が人生も生きやすく、そして楽しくもなるのかもね。生きにくく楽しみにくい人生の人との、その違いはごく僅か。つまり「軽率な半歩前」が重要なのかも。そんな事を改めて思った夜でした。
◆この記事に関連のイベント・アフターレポート:
https://seis-salsa.com/20230204_afterreport_atarumba/3165/
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