■サルサのゴールはソーシャル遊び
「サルサのゴールは何なのか」
私は一時期これを真剣に考えた事があります。根が蘊蓄くんなのでね、そーゆー面倒くさい事好きなんですよ。このブログを読んでいる人は分かるでしょうが。
そして私はどうしてもここにたどり着いちゃうのです。「ソーシャル遊びかも」
■ソーシャル遊びがゴールの理由
「いや、違うものでもいいでしょ。人それぞれじゃない!?」
うん。そんな意見も分かる。でも私はそれを押しても尚「ソーシャル遊びかも」と続けたいです。それには以下の理由があります。
・パフォ-マンス
サルサの繋がりのほとんどがこれの人(パフォ専)も居ましたね。コロナでほぼ居なくなってしまった気もしますが。でも今明けて、そしてまた増えていくのだろうかとも思っています。
何しろ先生がパフォチーム運営したいもんね。儲かるから。募集とかまた力を入れていくのでしょう。それと共に一定量のパフォ専が増えていく。容易に想像付きます。
でもこのゴールは第三者の反応がメイン。拍手を得られるか、褒められるか、、、それはドーパミン快楽なんですね。持続性が薄いと思われる。
・レッスン
とにかく習っているのが好きな人居ますね。特に女性に多い。多分特定の仲間内でワイワイするのが好き?! プラス成長している感+日常で仕事以外にやる事がある感が好き?! そーゆー人はレッスンがゴールになりやすいです。
でも”習う”って限界がある。まず仲間内ワイワイ、必ず目減りします。なぜなら仲間は仕事や家庭の事情で抜けていくから。新しい人を仲間に取り込めば良い?! でも人選は先生の集客力に依存するし、ならソーシャルの方が簡単でしょ。自発的に”取り込む”努力が出来るならね。
そして成長感。得られるのは1年くらいでしょうね。どんな先生でもそれ以上は教える事がネタ切れして、それを満足させられる事は出来なくなっちゃう。なぜなら本当に重要な事は何でも、教える事は出来ないからです。
教育は結構なものである。
しかしいつも忘れてはならない。
知る価値のあるものは、すべて教えられないものだということを
by オスカー・ワイルド
これがパフォやレッスンはどうしてもサルサのゴールになりにくいという、私の根拠になります。
■ソーシャルを嫌う原因
でもソーシャルはほぼ敬遠。パフォやレッスンに終始する人は出てきます。私も少しくそこに陥りそうになったから分かる。理由はほぼほぼ下記2つに集約されるのでは?!
・ここまで頑張った事が通用しない?!
パフォやレッスンはまぁまぁ普通に出来る様になった。それなり安心感もって熟せるだろう。そんな自信も出てくる時は来るでしょう。でもソーシャルは違いますね。決まった振り付けじゃなく、決まった相手でもない。常に新規開拓要素がつきまといます。
つまり今までの積み重ねが通用しない可能性がある訳です。それに安心感が持てない、上手くやれるか不安すぎる。「別にソーシャルやりたいわけじゃないし」の言い訳と共に外に踊りに行かない。パフォ練習やレッスンだけやる事になるのです。
・人間関係をうまくやれる自信がない
「人見知りだから」なんて人もいました。ま、理解しますよ。私もそうでしたから。なぜか他人に親しくなってもらえないなんて時期がありました。サルサ初めてしばらくはね。
でも今書ける事があるとすれば、それは精神的幼児性とテクニック不足が原因でした。「偉い人のように取り扱って欲しい」的メンタルと、他人と仲良くなるテクニックが決定的に不足していた”だけ”だったのです。
それを払拭してからは、まぁまぁ楽しく人間関係構築/ソーシャル遊びしていますよ。先細りするパフォ&レッスン活動だけで”燻り”続ける事を選ぶ程の難易度ではありません(笑)
■「いらない」は尊重しますが、、、
「いや、私はそもそもサルサ友達とか作りたいわけではなかったから」
こんな事を言う人もいますね。時間がない、体力がない、お金がない?! ま、隠した本音の9割は「自分が習った事が通用しない可能性がイヤ/人間関係に自信がない」だけなんでしょうけど。
でも尊重すべきはとにかく「いらない」という意見です。ソーシャルで薄く広い知人が増えるのは人生楽しくなるよと言われても「そんな事想定していなかったし、だからこれからも必要ない」は正統な意見でしょう。別に無理強いはしませんよ。
でも私はそれでも思う。「そんな勇気がないからだけのチンケな(笑)拘り、捨ててみませんか?!」とね。
■「5m先の角」を曲がってみよう
これはねぇ景色に似ている。例えばついそこの塀の角を曲がると眼下に雄大な海のきれいな景色があるとする。私はその角を曲がったのでその景色を先に見ているから知っている。で、言うわけです。「そこ曲がるとねぇすっごいいい景色だよ。一緒に見に行こうよ」
「いや、私いい景色なんか見るためにここまで歩いて来たわけじゃないし。いらない!」
えーーーここまで登って来たじゃない。その角を曲がるなんて5m歩くだけだよ。でも頑なに言うんですね。「いや、私その景色見るの目的じゃなかったし。だから見ない。その5mは歩かない」
もちろん放っておきますよ。突然後ろからふん縛って抱えて角まで歩いたりしません。ぶっちゃけ面倒くさい。でも角を曲がった私は思っちゃう事を禁じえない。「もったいないなぁ」「やっている意味無くない?!」 よって一つだけ言える事があるとすればこうです。
「あなたがその引き換えにドブに捨てたモノ、決して小さくないと思うよ」
ps:人間関係構築のコツ
このブログで散々書いたので詳細は割愛です。でも私が精神的幼児性&テクニック不足を克服した方法を羅列しておきます。
・軽度な露悪趣味になる
・容姿は”普通”を目指す
・笑顔をキープする
・犬の様に人懐っこい”演技”をする
・こちらから挨拶をする
・挨拶+5分雑談以上は最初の内は自分からは求めない
◆この記事に関連のイベント・アフターレポート:
https://seis-salsa.com/20230523_afterreport_omatsurimambo/3974/
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