昔から思ってた事。サルサってさぁ結構カバー曲多くない?! アメリカンポップスとかザラで、Jポップすら偶にある。天城越えサルサバージョンはずっこけた(笑)
でもサルサ同士のカバー曲、ホント多いね。私が真っ先に思いつくのはもちろんこれだ。
Bachata Rosa
https://youtu.be/WfMO_AETgB0
https://youtu.be/nC5_ITvRNV8
Corazon Partio
https://youtu.be/8Q3sDEm443M
https://youtu.be/0yViiA2Tu1Y
でね。これを使うDJさんはどういう理由で「こっちじゃなくてこっちにしよう」と決めるんですかね、という話。
もし「純粋にこれがいいから」ならピュアだよね。でも絶対に考えといたほうがいいのは、踊る側は原曲(原曲かどうかは分からんよね。正確にいうとサルサ界での前出曲)に慣れているという話。たっっっっぷりと”ザイオンス効果”が掛かっていますよという話です。
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ザイオンス効果:特定の人物や物事に何度も繰り返し接触することで、好感度や評価が高まっていくという心理的傾向
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つまりこの現日本サルサ界でカバー曲が原曲よりレアだった場合、単なるオリジナル曲よりも”違和感”が増えやすい。つまり、その曲の評価は渋くなる。ひいてはそれを連発するとDJさんの評価も渋くなる?! 「そんなんいーから偶には普通に掛けてくれない?!」そんなリスクをはらんでいるのです。
で、それを押してもレア側のカバー曲を使いますか、使うならどういう理由で使いたいのですか、という話。
「このカバー曲は原曲のザイオンス効果を超える程いい出来だ。皆こちらも慣れれば必ず気に入ってくれるし、気持ちよく踊れるはず」
てんなら素晴らしい。でもそこまで考えて選択してない場合、、、やもすると踊る人の気持ちなんて除外視しているませんか、なーーーーんて(^。^;)
「おれ、こんな曲知ってんだぜ。こんなカバー曲、聞いたことないだろ?! おれ、こんなん知ってて凄いだろ?! 他のDJとは一味違ってない?! おれって特別だろ!?」
なーーーんて言いたくて掛けてたりしてたら、、、つまり「おれカラー」を出して自己顕示欲を満たそうとしているだけとしたら、、、
DJってそもそも裏方仕事だよね。評価はどれだけ踊る人を気持ち良くさせられたかどうか。実際「あのDJがスピンなんだ。じゃぁ行こうかな」て話良く聞くじゃない!? 主催者さんも踊る人の評価で発注していると思う。いかにラテン音楽知識があるとかDJテーブル操作が巧みかとかじゃない。
でも技術面を突き詰めると、やもするとDJさんはDJ同士での評価軸しか見えなくなる?! 「をーあんな曲見つけたんだ、あんなエフェクトいれるんだ、おれよりインパクトあるなー、おれより特別感・個性めだたせやがって、ちきしょーくやしー、おれもやるぞ、それももっと凄いやつ!!」
んで、こんな事してません?!
・原曲(前出有名曲)より(^。^;)?なカバー曲
・原曲がサルサとしてどうなの的カバー曲
・「誰も掛けない」(^。^;)?な特殊曲
・再生スピード変更
・ぐにょーんなエフェクト入れ
・フェードイン・フェードアウト
・「DJ」とか汽笛音とか入れる
・曲中にアナウンス入れる
もぉ既に踊る人にウケるかどうかは眼中にないとか?! そしてゆっくりですよ、あくまでゆっくりですが、、、そーゆーDJさんはやっぱり淘汰されて行っている気がする。●●●センセーとか●●●●さんとか、、、
ま、いろいろ書くとアレだから最後に一言。
「ザイオンス効果はかなり強力。レアなカバー曲や再生スピード変更は音楽性云々じゃなく、オリジナル聞き慣れてる以上かなりの違和感です。選択には十分吟味した方がいいか」
ps:うん、余計なお世話でしたね。失礼しました~(^。^;)
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