雑記:人間はコトバで作られる

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■サルサ・レッスン手法は売り手市場時代に構築?!

私がサルサを習い始めた時はおよそ15年以上前?! 信じられないでしょう。レッスンは大盛況でした。どこでも常に20人オーバーって感じ。インストラクター超売り手市場だったんですね。

理由は簡単。バブル終焉期だった。弾けたといっても景気は未だめちゃくちゃ良かったのです。まだまだイケイケ。楽観的ムードが漂っていた。

そして30代前半とかの人口がやたら多かった。団塊ジュニア?! それがこぞって1)仕事に自由が効き始める、2)部下が出来て自由時間も得始める、3)自由なお金も出来始める、4)まだ結婚していない人も多い。

サルサやる人製造期って感じですね(笑) プラス、サルサを教えられる人が少なかった。まさにやったら儲かる世界だったでしょう。

■教え方は「出来てない所の指摘」のみ?!

で、じゃぁ教え方のクオリティはどうだったかという話。日本でサルサが始まったのがそこから遡っても10年がせいいっぱい?! そう、当時のサルサ先生は殆ど日本&サルサで習った事無かったんですね。他のダンスの技術をサルサに当て込んだか、海外(NYとか)で習ったりとかです。

●●●センセーも海外でちゃんと習ったとか、●●センセーはバレエをガッチガチにやってサルサに当て込んだとか、試行錯誤で鍛錬していきました。老舗先生がやたらダンス教養高いのも試行錯誤の結果でしょうね。

つまり何が言いたいか。ダンスの9割はパフォーマンスダンスでしょう。その教え方が主流なのです。最近は他に注目する人も居たりしますが、基本は第三者に拍手される踊り方なんですね。ペア相手を喜ばせる方法とは、、、ちょっと違うのかなぁと思ったり。

そして団塊ジュニア世代、運動系を教わるってどんなノリ?! 今30代の人とか想像つかないだろうなぁ。『スポ根』なんです。曰く「歯を食いしばってパワハラ・コーチにシゴカれて、そして競技場で栄冠をつかむ」

要約します。インストラクターとは辛口であれ。褒めたりしてはいけない。なぜなら生徒は図に乗ってサボるからだ。ひたすら苦言を呈し、生徒が栄光をつかんだら一人影で涙をながす、、、

大げさですが、ちょっとそんなノリのある人もいましたね。レッスン中ちゃんと出来ても「うん、まぁまぁじゃない?!」とかいうのせいぜいとか。

■海外は「出来ている」を認識させる?!

私はそんな文化の中でサルサを習ってきた認識があるので尚更なのかな。この動画見て下さい。私はとある部分に感動したのです。

From Zero to Zorro / Training Montage | The Mask of Zorro | CLIP

これね、生徒が正しい動きをやると、その度に先生がいちいち「Good」と言うのです。少なくとも私が習った限り、こんなやり方の先生は居ませんでした。出来ていない所をひたすら指摘するだけ。(北辰一刀流はこのやり方で教えるとも聞きましたが違う?! 詳しい人居たら教えて)

恐らくですが海外は地続きで「こいつが簡単に習得したら俺の競争相手になる」とかが無いのでしょう。習うに価値のある事は後から後から人が教えを請いに来る。

どっちかというと早く習得させた方が儲かる?! 同じレッスンでも違う人がお金くれるんだから。だから相手の習得最短方法が研究されるのです。

日本の寿司屋修行炎上みたいな教え惜しみ?!なんてしない。「どんどん出来る様になってくれ。そしてなんだったら教室手伝ってくれ」的!? その方がスケールアップする、儲かるんだもんね(笑)

日本は藩幕体制で人の交流が制限された過去があります。教えた事をすぐに習得されちゃうと自分の希少価値が下がる?! だから妙に小難しい事を言って、なかなか免許皆伝させない。そんなノリが現代まで残っちゃったんじゃないかなぁと思ったり。

■「心は聴いた言葉で作られる」

◆人生がうまくいく引き寄せの法則【決定版】
https://youtu.be/8QCHGI0Ljy0


・体は食べ物から作られる
・心は聴いた言葉で作られる
・未来は話した言葉で作られる
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ま、要するに人間はコトバで作り上げられる様です。そしてもし生徒さんを出来るようにしたければ、インストラクターは出来ている所を出来てない所よりも多く口に出すのが良さそうです。なぜなら「心は聴いた言葉で作られる」 リラックスやポジティブな心から、習得速度が上がるからです。

私は幸いにも本業があって、サルサ教えるのはボランティアです。最近はちょっとはお金も受け取るようにしましたが、この収益を当てにした生活はしていません。

つまり、レッスン目的は「なるべく早くソーシャル・サルサで楽しめる人を増やす」になります。末永く生徒を釘付けにして月謝を長くいただくとは、あまり想定していません。クラス人数少なくなると寂しいので、潜在的に意識しているかも知れませんけどね(^。^;) (最近卒業ラインがどんどん上がっている様な、、、)

なので私は殊更出来ている所を「出来ている」と口に出して認識してもらおうと思っています。そして効率的効果的に、素早くサルサが楽しめる人を増やしたいと思っています。

皆様も何か教える必要が出てきたら、ぜひ上記初代ゾロ、アンソニー・ホプキンスの様に「出来ている」指摘をしてあげて欲しいです。何かの参考になれば。

ps:もっと注目は「未来は話した言葉で作られる」だよね

珍しいケースですが、生徒さんの中には積極的に「これは出来ません」という人が居ます。多分「期待しないで欲しい。かえって緊張してできなくなりそうだ」と言っているのでしょう。

子供の頃に無理やりやらされて、そして出来なくて親かなんかにがっかりされた経験がある?! 期待に添えなくてごめん。私はダメな子だね。&期待はしないで欲しいな。これ以上惨めな思いをしたくないの。。。そんな悲鳴にも感じます。

でもさぁごめん、私が取り扱っているのは所詮趣味。そんなに強要いたしません。やれなければやれなくていいんじゃない!? サルサなんて踊れなくても死にはしない。

よってレッスン中、「出来ません」は言わなくて良いです。精神的に攻めるようにはしないよう努めてますんで。それよりも「出来ません」を言うとイタズラに出来ない未来が来ちゃう。マイナススパイラルな口癖になってしまう。

そして運動系で出来るようになるは殆どの場合反復で済みます。才能じゃない、オリンピックに勝つとかで無ければね。シナプスが繋がればいいだけ。そしてそれは出来ないながらの継続チャレンジで、確実に連結に近づきます。

かならず出来るようになりますから。サルサ程度はね(笑)

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