最近私が思っている事。それはサルサ・レッスンは毎週なるべく同じものを繰り返すべきではないか、という事。
というのはまず最初の問題提起として、サルサはソーシャル（サルサクラブやイベントで男女組んで踊る）で踊るのはかなり難しいという事です。引いては競技人口を増やしづらい。なかなか新規に踊れる人が増えない。
その証拠？！に、近年新たに踊れる様になった人、どれくらい居るでしょうか。場所に寄るのかなぁ私はパッと見殆どの人、下手すると１０年以上選手じゃないだろうかと思っちゃう。
それは何を意味するか。徐々に衰退するコミュニティという事です。ビジネスと一緒ですね。７割のリピーター、３割の新規開拓。これが成長企業のモデルとも言われています。サルサはソーシャル場に２割の新規（１年未満選手）さえ居るか。疑わしい。。。
ではなぜ新規が増えないのか考えましょう。確かに人口減少はある。サルサを続けやすい世代（２０代後半から３０代前半くらい？！）は１５年前の６割です。仕事に慣れてきて、しかも経済的に趣味の一個も継続できるという意味ですね。独身率もあるかな？！
（ま、最近は若年貧困層が増えているとの事。この考察は使えない！？ 私の時代より実質賃金めっちゃ下がっちゃってるもんねー(^。^;)）
でもこれを言い訳にしても新規増えなさすぎじゃね？！ ほんとに殆ど全くいませんよね１年未満。２０人に一人（5%）もいるかどうか。
それはレッスン行っててもソーシャル会場はなんとなく怖いというブレーキもある？！ 確かに。でもそれ以上に思う。１年未満選手、レッスン会場にも居ないのでは？！ そこが何よりの問題なのでは？！
そしてもっと掘り下げる。なぜ１年未満レッスン生が居ないか。もちろん入る絶対数も少ないだろうが、それよりもなによりも思う、「続けられない」のではないだろうか。
なぜ続けられないか。２０年前は掃いて捨てる程（←文字通りそういう扱いだったよなぁ一部のレッスンなんて）生徒が居たのにね。同級生が居ないバツの悪さ？！ もちろん。でもそれ以上に、「続けても到底出来る様になると思えない」からなのでは、と思っちゃう。
なぜ到底出来る様に慣れないと思うか。私は思う。レッスンがあまりにも難しすぎて、ついていけないからなんだろうと。
だってサルサ・レッスンって初心者向け以外はさぁ、毎週違う事やるんだもんね！ そうじゃないレッスンはごめん、個人的には見た事ない。伝統的に？！、毎週違うペア・ルーティンをやるじゃない？！ それが新規生徒を叩きのめす。「とてもじゃないけど自分のモノに出来ない。多分才能がないんだ」となって辞めちゃうんです。
なぜレッスンがこうなってしまうのか。これについてはこのブログで散々書いたので今は割愛(^。^;) 箇条書きにだけします。
・インストラクターが伝統的な教え方以外を考えようとしていない
・毎週違う事をやらないと来なくなる、上級者生徒さんがメインのクラスになっている
・生徒数が見込めない関係上、初心者向けレッスンが開催出来ない
・ソーシャルで踊れるようにする事を目的としていない（パフォーマンス技術志向）
でももし新規をレッスンに定着させようとしたら、そしてそれをサルサ場デビューさせる事を目的にするなら、私はレッスンはほぼ毎週同じ事をした方が良いと思う。
理由は主に２つ：
・教わった事が定着する。曲でやっても出る様になる
・１回目はパニックになっても、２回目は格段に落ち着いて居られる
特に２つ目、私かなり効果あると思う。なんでも初めてやる事って精神的にちょい「アワアワ」ってならない？！ でも２回目って全然ちがうじゃん？！ 全く同じ事やりますので、なんてなると相当落ち着いて対処出来ません？！
そしてその落ち着きが重要。メンタルの安定は習得効率めっちゃ加速させますからね。ここが２回めに全く同じ事をやる、一番のメリットだと思っています。
ｐｓ．
忙しいのでこれ以上書けない。乱暴に終わります(^。^;) そして分かっていますよ。巷のレッスン、初心者のために毎週同じ事をやるってほぼ無理ゲーだよね。そんな事したら他の既存生徒さん、習得する事無くなって来なくなっちゃうもんね。
私はこの問題を同じ時間３レベルに別けて教える事で凌いでいます。が、他の先生はほぼ１クラス。良くても２クラス別けがせいいっぱいなのでは？！ ボランティアでアシスタントしてくれる古株生徒さんとか居てくれる人ですね。
サルサ新規を増やす、なかなか難しい所です。
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