■サルサが上手いってどーゆーこと?!
ついにオフレコな話をする事になりました。私も半ボランティアながら教えているので「世界一上手いのは俺だ!」なんて言いたいところですが、実際は私よりも上手い人なんて山程います。
でもそもそも”サルサが上手い”ってどーゆー事?! あの先生よりこの先生の方が上手いってあるの?! その辺りを解説したいと思います。
■インストラクター試験とかありません!
サルサに特化します。業界で認識される様な教員精度、空手や水泳の様な資格や試験制度はほぼありません。なぜか!? 知らん(笑) でも歴史的に無いのです。ここがキッチリ世界基準が定まっている、社交ダンスとの大きな違いだと思います。
よって巷のサルサの先生だと自称する人はどんな人か。”自称”です。あなただって突然”サルサのインストラクターの##です”と言っちゃえばなれます。生徒さんが付けばレッスン料を取れるでしょう。
■”上手い”の審査基準も基本無し!
そしてもっと言うと、サルサ界では”レベル##”みたいな段位を授与される事もほぼありません。それに近しい事をやっている所もありますが、プレズテージ無いですね。単なるお金集め?! 口が悪いですがね(^。^;)
よって「あの人は上手いよね」なんて完全に主観です。非常に危うい、安定感のない評価でしかありません。
■巷の”上手い”は感心・感動を与える人
となるとです。世間一般で「上手い」と言われる人は、恐らく二通りに分かれると思います。
一つは日本人特有の基準、”長くやっている”が加味されるケース。”先輩”は確かにやれる事が多いですし、後輩は謙遜な意味で”ヘタ”でとは言えないよね(笑)。 で、「あの人は上手い」となる。
でも私はサルサ界全体ではちょっと違う気がする。「上手い」と言われる人は、純粋ピュアに”ダンスで感心・感動を与えられる”人だと思う。「うわぁー柔らかい”踊り味”だなぁ」、「キレあるなぁ」「華麗な動きだなぁ」
その辺りの総合から感心・感動して、「あの人は上手い」なんてなると思う。つまり”実力”という事です。
■インストラクターは「上手い人」か?!
最近の傾向で申し上げます。現役サルサ・インストラクターの殆どは、私は感心感動を与えられる人達だと思います。もぉ”先輩風”だけで君臨している人はいなくなった気がする。
実はサルサ界は5~15年前にかけて衰退期がありまして、本物以外は淘汰されてしまったのです。その上コロナ?! それでも現在レッスンを続けられるのはガチ本物しかいなくなったでしょう。
よってこのシリーズで以前書いた、昔ありがちだった不親切なインストラクターはほぼ完全に淘汰された気がします。どの先生でも概ねちゃんと教えてくれるのではないでしょうか。
昔は必須だった「どの先生がいい?!」の見極めも、それ程注意しなくても良い時代になったと思います。
■「これが出来るから上手い」なんて無い!
そしてこれからサルサを習ってみようかなぁと思っている方に申し上げたい。レッスンとかに出ると色々教わると思います。こんな風にやるんだ、あんな風にやるんだ、、そんなのは、ぜひ頑張ってやってみて下さい。
でも「絶対こうだ!」はありません。もし先生がそう言っても、「そうするとやりやすいかも」とか「そうすると見栄えがいいかも」程度と考えて欲しいです。
要するに世界的なルールとかありません。妙な所で出来る・出来ないのストレスとか、全く感じる必要ないと思います。そしてサルサに本来備わる楽しい部分を、よりしっかりと味わって欲しいなぁと思います。
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