よく言われるセリフでしょう
我ながら攻撃的なタイトルをつけてしまった(^。^;) でも私は実践としてのメカニズムは違うと思う。なので言及します。「勝手に先走って動かない！」という教え方について。
このセリフは決まってこんなシーンで使われます。レッスン中先生がリードして女性生徒がフォローしている時。でも生徒さんはフォロー出来なかった。なぜなら先生がやろうとしてた技と違うもののフォローをしたからです。
その時先生が言うんですね。「勝手に先走って動かない！」 プラス、多分「リードを待ってから動いて！ 予想して動かないでください」 もぉ定番中の定番セリフですね。
「あ、すみません、勝手に動いちゃった」 私がソーシャルを踊っているときに相手女性自らに言われた事もあります。それだけ女性の間では定着されつくした考え方だという事でしょう。
で、ここでセイちゃんファン（笑）なら気づいたかも知れませんね。「セイちゃんが言っているのと真逆じゃねーか！」
はい、そうです。真逆です。私はフォローは予測し、男性の出したいタイミングに同じ移動量で”自ら動く”と教えています。世間とセイちゃん、女性の教え方に大きな乖離があるんです。
一理あるとも思う
で、この巷の教え方。一理あるとも思いますよ。もし「予測に頼らずリードが来た直後に技を見極め、そこからフォロースタートしても間に合う反応速度を持て」というのなら。もちろん一部はそれで対応も可能でしょう。
ただそんな事が１曲中全部に出来るのは超カリカリにチューニングしたアスリート女性だけですね。そしてそこまでの人はこの世に存在しない？！ 可能だが限りなく不可能な世界？！
で、じゃぁ巷の先生はその限りなく不可能な反応速度を生徒さんに求めたのか。私は違うと思う。単に「自分がそう言われてきた（言っている先生に習ってきた）ので自分の生徒にも同じ事を言ってるだけ」だと思います。
つまりこの先生は単に「私がやろうとしてたのはその技じゃないよ」の変換セリフ。でフォロー種を間違えた理由は昔から言われてきた「先読みしたから」とする。そんな所だと思うのです。
そして私は異を唱えるのです（笑） その間違えた理由は「先読みしたから」でなくて「先読みをミスったから」のだと
フォローは９９％『知識と予測』？！
と言うのは、私はフォローはその技を知ってて初めて出来るものだと思うからです。よしんば知らなくても、類似の技は知っている的？！ それで初めて出来るもの。
その証拠にお母さんに突然ライトターンをしてみて下さい。絶対に出来ないでしょう。いくらリードが正確だっとしてもね。もちろんやり方を教えて数回やれば出来る様になりますが。
なのでフォローを間違えない様にするには”その技（もしくはかなり類似）のフォロー方法を知っている”が大前提。そして事前の男性の動きでどの技かを予測。これしかないでしょう。ほぼ無理ゲーな反応速度に頼らないならね。
私は思う。男性もそうですが、女性も癖で９割踊っているだろうと。でないと１曲８０－１００回「次はこの技かぁじゃぁこうフォローしなきゃ」なんて超高速で考えなきゃいけない。自然に不可能でしょう。
なので「＃＃先生は先読みするなって言ってましたよ！」なんて言われると、、、セイちゃん困っちゃう～（笑） ま、私の様に考える人もいるのだと思って頂ければ。
ソーシャルで経験を積むのが効率的
で、じゃぁ私の説が正しかったとしましょう（笑） その場合フォローを間違えないようにするにはどうすればいいか。
私はある程度出来る様になってからは、実践を積むのが最適解だと思います。つまりレッスンで知識を得て、後は色々な男性と踊って沢山の予測トライアル＆エラー、精度を上げていくのです。リードは人によって微妙に違うし、数を熟す必要があります。
つまり私は読み精度は、レッスンだけではカバーする事は出来ないと思うのですね。なぜならレッスンはほとんど次に何をやるか分かっている状況。先読みの練習にはならないのです。
だから私は女性はある程度からは、ちょっと無理そうでもソーシャルに踊りに行ってしまうのが良いと思います。最速でサルサを楽しめる様になる、一番の近道だと思います。
おそらくライトターン、クロスボディ、バックストップ、フリスビーの４つがスムーズに出来れば、後は積極的にソーシャルに行った方がいいでしょう。もちろんレッスンも続けながらが良いかもですが。（サルサ技は４つだけじゃないからね）
目指すのは「ちょっと下手なリードでもフォロー出来る」 これはつまり予測精度が良い証拠で、楽しく踊れる相手の幅が大きいという事です。この時期の女性、そこを目指すつもりで沢山ソーシャル行って欲しいと思っています。
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