サルサ初心者への解説「技術」:細切れ&出来ている風から作る

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サルサ初心者への解説「技術」:細切れ&出来ている風から作る

ルーティン完全マスターは意味がない?!

私のレッスンはちょっと除外視しましょう。あまりに特殊なのでね。でも他のに参加しているあなた、どんなレッスンを受けていますか?!

もし「毎回違うちょっと長め(32カウントくらい?!)のルーティンを先生が紹介し、それを時間内でできる様に頑張る」のなら、私はそれがカンペキに出来る事にあまり意味が無いかなぁと思っています。

なぜならまず男性。リードはルーティンを思い出しながら踊るものでは無いです。1,2個はギリギリ覚えられても、それ以上は無理ですね。1曲5分を埋めるなんて到底不可能。

というかぶっちゃけ男性はサルサ5分間をほとんど癖で踊ります。何も考えなくてもオートマチックで技が出続けるんですね。最中「そろそろあの技やろっかなー」とか考える事はありますが。ルーティン完コピは意味がないのです。

そして女性。本番でレッスン・ルーティン通りって誰かやってくるでしょうか。同じレッスンに出た相手が直後に試す事はあるでしょう。でも他の踊り場行ったらまず無いですね。「この次はこーしてあーして」を完全に覚えても、まず発揮する事は有りません。

(というかそのルーティンはそもそも初対面同士でリード/フォロー可能なのか、、、という大前提の問題もありますし)

細切れにする

じゃぁレッスンでは何を目指すべきか。私はそのルーティンを「細切れ」にする事をオススメします。一部分にフォーカスするんですね。

男性

自分が普段やらない「女性が無理なく出来そう」なパートを取り出し、そこを出来るように努力します。カッコイイ所じゃないよ?! 派手な動きは概ね初対面では出来ないシロモノだからね。(残念ですが)

オススメはクロスボディ直後に取り出したその動きが続く様にする。レッスン中は試せませんがその直後や、自主練等で試してみるのがいいでしょう。きっとレパートリーが増える&レッスン参加の意味も出てくるでしょう。

女性

初めて見た動き部分の正しいフォローのやり方を知る&その反復練習をレッスンの目的にしてみて下さい。サルサのフォローはそもそも事前知識無くやるのは到底無理、でも知っていればカンタンに出来るというのが多いです。この引き出しを増やすつもりでレッスンを受ける。

更に出来ればその動きの直前の男性の挙動を見極める、なんてのも良い課題でしょう。どうせ本番はその見極めが8割みたいな所がある。飛躍的に対応力が上がるはずです。

また女性には「レッスン・ルーティン順はなるべく覚えない」というのもオススメしたい。なぜなら女性は咄嗟の反応が全てだから。レッスン中努めてぼーっとして(笑)、次に何が来るか分からない&直前の男性の挙動で次の動きを読む力を磨いてほしいです。

「出来ている風」から先に作る

そして何よりもオススメしたいのは「何となくこんな感じ」を先に作る事です。右手がどうのとか、左足がとかは最初は拘る必要ありません。何より全体的な二人の位置関係とその変化、その流れを真っ先に掴むのです。

レッスン中リラックス出来る

なぜなら大まかな流れが出来ていれば最悪相手の練習にはなる。ペア相手の練習の迷惑になりにくいからです。

もっと正確にいうと「相手に迷惑をかけていると感じる時間」を圧倒的に減らせられます。自分が出来ないために相手をボーっと待たせてしまう、そんなメンタル・プレッシャーが減らせるのです。

そしてプレッシャーが無いリラックス状態は脳の習得を飛躍的に向上させます。結果出来る様になるまでの時間が短縮。なのでぜひ「出来ている風」から先に作ってみてください。

自然と詳細も出来る様になって行く

そして実は全体の流れを先に掴んでしまうと、自然と詳細部分も正確なものに近づきます。なぜなら正確な動きは、一番効率的な動きだとも言えるから。大まかに全体が掴めていれば、何度かやっている間に自然に正しいものに近づいて行くしょう。

感覚として「こんな感じかなぁ?!」と苦笑いする様な状態をまずは作るのです(笑) そこから一旦リラックス、そして枝葉となる手足の動きを真似ていってみてください。これが結局素早くマスターする、一番良い方法だと思います。

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