「空気読んで欲しいんだよね」 奥さんが言いました。曰く、どうみても疲れているだろう?!、と。それなのに誘ってくるってどうなんだ?!という話。
でね、私は思う訳。まぁ無理だよね。空気読むなんて。だって実際はそんな「空気」なんて無い訳さ。95%は言う側の人の、勝手な決めつけなんだな。その人の考え方ってだけで、自分のムードと合っていたら「空気読めるね」、合ってなかったら「空気読めないね」とレッテルを貼っているだけ。
もっと言わせてもらうと、じゃぁあなた逆の立場になって30分でもいいからやってみろよ。『誘っていいかどうか』空気を読んで、それでも誘えますかっての。多分サルサ場で誘うのはほとんどの場合で出来なくなるでしょう。
「あれ?! 今疲れてるかなぁ。誘ったら迷惑かな?!」
「いや、今は友達と話しているから誘うのはジャマかなぁ」
「知人って訳じゃ無いし、私と踊るのはプレッシャーかな?!」
よっぽど一人で会場脇で立ってて、しかも誰とも話していない人だけだよね。それもある程度顔見知り、知人?! それ以外は踊れなくなる。そんなの会場に何%いる!? つまり、だいたいの場合踊れなくなるのです。
だからとは言わないけれど、男性でインスト級に上手い人。95%は自分からは誘わないよね。知人とだけ。もしくは頼んできた相手だけ。断られる所を見られたく無いってのもあるでしょうし、そもそも断られるリスクも取りたく無い。ショックだから。
(女性は「そんなどうでもいい一人に断られるなんてどーってこと無いでしょう?!」と思うでしょうね。でもこれはある程度遺伝子的性差です。長くなるのでここでは割愛)
なので超上手い老舗男性(笑)、会場の脇でまんじりとなく飲んでる事多いよね。会場に知人が少ないのです。知人としか踊らない、頼まれないと踊らない。リスクを取りたく無いからです。あんだけ上手いなら本当は未知の女性とも踊るべき。世界に喜びを増やすからね。
では会場で男性はどうすべきか。いい方法があったらぜひ教えて欲しいです。私はとりあえずこうやっています。
「構わず誘え」
ええ、ショック受けますよ。恥もかいているでしょう。「あいつ、断られてやんの、だせー」ってか?! でも私にはアドバンテージがある。私は別に会場で恥をかいてもさほど困らない。自分の評価が下がる事はない。だってかっこ悪いのがマイナスになる程普段をカッコよく振る舞おうとしていないから。
私が目指すのはかつての大人気サルサ・クラブ、スダーダで遭遇した太陽の様な男性です。笑顔で次から次へと美女を誘って、(おそらく半分は未知女性だろう)相手をどんどん笑顔にしていた。彼の様などんな会場でも楽しめるオトコになりたい、と。
そしてそれを目指すなら、多少のリスクは仕方ないのです。空気なんて読んでたらただでさえ臆病なメンタル、一切誘えなくなる。軽率に、間違って、血迷った風に「誘ってしまう」 95%は上手くいく。それで手を打とうぜ!(しかし私の話、80%と95%が多いな(^◇^;))
というわけで纏め:
「男性諸君、普段をカッコ良くするな。恥をかけないのは人生の損失がデカすぎる」
「男性諸君、空気は読むな。やりたい事を実直に提案しろ。思ったほど成功率低くない」
Ps
スダーダの彼はおそらく能天気なまでに「自然体」だったんだと思う。そして人生を無双する。私の生徒さんにも一人居たな。等身大、自然体、そして朗らか。会場では文字通り無双。
これを目指すべきなんだろう。等身大になれない自分への戒めとして書いておこうと思った。
Psps
ただ男性諸君に一つだけ言える事。会場入って最初の一人は安全パイが良いかも知れない。初っ端に一発やられると、そこから気分をたち直させるのはかなりの労力だ。知人女性に頼った方が良いかも知れない。
海外出張の場合はどうするかって?! 最初の2曲は観察しまくれ。知人じゃなくても踊っているっぽい女性を狙う。とりあえず1人と踊っとけ。
未熟な私の経験則だが、ある程度Workしていると思われる!(≧∇≦)
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